J-J-Nニュース(過去のニュース)  
11月号
出版記念パーティ等のご協力への御礼
 先に予告していました出版記念パーティは予定どおり,11月26日法曹会館で行われました。多数の方にご出席いただき,推薦文を書いていただいた周防監督や,司法制度改革審議会会長だった佐藤幸治先生等ネット以外の沢山の方から今回の新刊『希望の裁判所』にご祝辞をいただきました。ありがとうございます。そうした方々のご支援でできた本だと実感しました。それと共に,論考執筆者以外にも,山田徹さんにはコラム10〜12を寄稿いただき,J−ネットファンクラブからは,花束の準備もしていただき,サポーター,ファンクラブメンバーというJネットを支援していただける方々にもご協力いただけたことを実感しました。ありがとうございます。この場も借りて重ね重ね感謝申し上げます。

 今回の新刊本は,出版記念パーティで何回も触れられましたが,若手法曹,司法修習生,ロースクール生,法学部生,それらを目指す高校生や社会人の方々を主に対象としています。是非そういう方々に読んでいただき,希望の裁判所に自ら関わり,さらに希望の裁判所を発展させたいとの意欲をかき立てるきっかけになってくれれば,こんなに嬉しいことはありません。また,訴訟等にご関心のある市民の方々にも読んでいただき,平成の司法改革によって,裁判所が相当変化してきたことを実感していただければと思います。そして,周りの方々にもご紹介いただけると幸いです。
10月号
日本裁判官ネットワーク「希望の裁判所」出版記念パーティのご案内
日時:平成28年11月26日(土)午後1時から5時まで
場所:法曹会館 2階 高砂の間
   千代田区霞が関1-1-1 TEL:03-3581-2146
当ネットワークは,11月21日,「希望の裁判所」と題する書物を,LABO(弁護士会館ブックセンター出版部)から出版します。
司法制度改革を否定的にみる意見がある中で,「なぜ裁判所に希望があるのかを語る」出版記念パーティを開催しますので,奮ってご参加下さい。
当ネットワークのこれまでのシンポジウムに参加していただいた周防正行監督,佐藤幸治京大名誉教授,他多くの方々にご出席をお願いしています。
当日は,午後1時から1時間余り,当ネットワークのメンバーらが,出版の目的,経緯などを語り,ご祝辞をいただき,午後2時〜3時から宴会を行う予定です。
会費は,ベテラン法曹1万円,その他の法曹6千円,一般の方3千円です。



連絡先 090-6061-0830 ja9aev5117@i.softbank.jp 小林克美
8月号
「希望の裁判所」出版記念パーティーのお知らせ
ただいま,日本裁判官ネットワークは「希望の裁判所」と題する書籍の出版に向けて奮闘中です。
10月末には出版し,下記の要領で,出版記念パーティーを開催したいと計画しています。
予定表にご記入下さい。そして,奮ってご参加下さい。

日 時  平成28年11月26日(土曜日)午後1時から同5時まで
場 所  東京霞ヶ関の「法曹会館」

詳細は,改めてご案内申し上げます。(文責・小林克美)
6月号
日本裁判官ネットワーク主催・平成27年6月の企画のご案内
   〜工藤元裁判官が語る!
日時:2015年(平成27年)6月20日(土曜日)午後3時から同8時ころまで
場所:JR大阪駅北側のヨドバシカメラから北へ徒歩約3分
   「大阪弥生会館」2階(部屋は未確定です。)
   TEL 06-6373-1841
第1部 元神戸地裁部総括裁判官工藤涼二さんの退官記念講演
 (午後3時から約1時間)
工藤涼二さんは、平成14年4月に弁護士から裁判官に任官し、今年3月に定年退官しました。
弁護士から13年間裁判官として活躍した工藤さんが、貴重な経験や教訓を語る予定です。
第2部 パネルディスカッション「弁護士任官について語る」
 (午後4時過ぎから約2時間)
裁判官の給源を多様化するについて,現状では,弁護士任官が必須で不可欠のものであることから,当ネットワークは弁護士任官者に対し強い期待を抱いてきました。これまでの弁護士任官の実績と今後への期待を込めて,弁護士任官した裁判官4名及び弁護士任官に関与してきた弁護士(元裁判官)らに,パネルディスカッションをしてもらい,フロアーからも意見を求めます(発言内容は発言者の了解なしには公表しなこととして,本音を語って貰う予定です)。
第3部 懇親会
(午後6時過ぎから約2時間)
当ネットワークのファンクラブを立ち上げ,その会長としてファンクラブ通信を第1号から第56号まで発行し続けた石渡照代さんが,本年2月に逝去されました。石渡さんのご功績に心から感謝し,懇親会は「石渡さんを偲ぶ会」として開催します。

会費
懇親会に参加しない方は,会場費の支援として1000円のカンパをお願いします.
懇親会参加者は,会場費を含めて,ベテラン法曹1万円,それ以外の法曹6000円,一般の方3000円です。

問い合わせ先
 小林克美 ja9aev@nifty.com ja9aev5117@i.softbank.jp 090-6061-0830 fax 077-574-0506
10月号
日本裁判官ネットワーク・平成26年秋の企画のご案内
   〜黒木亮さんをお招きして
お待たせいたしました。恒例の秋の企画です。内容充実です。奮ってご参加下さい。
日時:平成26年11月8日(土)13時から17時まで
場所:大阪駅前第2ビル6階・大阪市立大学文化交流センター・ホール
   530-0001 大阪市北区梅田 1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階
   (JR大阪駅中央コンコースを南へ・地下に潜ってディアモールの突き当り)
   https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/academics/institution/bunko
第1部 講演「法学部から『法服の王国』へ」
 (13時から約2時間)
「法服の王国」(産経新聞出版・平成25年7月)の著者・黒木亮さん(英国在住)が、裁判所・裁判官等を取材して得た情報などを踏まえて、日本の裁判所・裁判官を論じます。肩の凝らない内容のようですが、でも興味深い講演になりそうです。
第2部 パネルディスカッション「当ネットが市民と交流して学んだことなど」
 (15時から約2時間)
裁判員裁判が開始して5年が経過しました。今後のさらなる定着・広がりのために、裁判官と裁判員経験者やその周りの方々との交流などの必要性が高まってきたようです。当ネットは、まだ裁判員裁判のなかった設立当初(平成11年9月)から、ファンクラブの方々をはじめとする多くの市民と交流してきました。その成果を当ネットのメンバー・サポータ裁判官4人が語り、フロアーの皆さんと討論します。
第3部 パーティ
 (参加希望者のみ・会費制・17時30分から約2時間)
第3ビル地下2階の居酒屋「遊庵」(tel06-4797-6960)にて

参加費用
パーティに参加しない方は,会場費として1000円のカンパをお願いします。パーティ参加者は,会場費カンパを含めて,ベテラン法曹1万円,若手法曹5000円,一般・学生3000円です。

問い合わせ先
 小林克美(25期・堺簡裁)
携帯
 090-6061-0830
E-mail
 JA9AEV@nifty.com
 ja9aev5117@i.softbank.jp
5月号の新記事
判例時報2212号、2213号掲載、シンポジウム「地域司法とIT裁判所」の写真及びパワーポイント画面等掲載
渡辺叔彦・松本三加弁護士分
笠原毅彦教授分
鈴木朋絵弁護士分
大窪和久弁護士分

11月号
 ホームページの更新が遅れたことをお詫びします。6月の佐藤幸治先生をお招きしてのシンポジウムにご参加いただいた方、アンケートにお答えいただいた方には、心から御礼申し上げます。おかげさまで、シンポジウムは成功裏に終わることができました。成果は、何らかの形でご協力いただいた方々に還元したいと思っています。もう少しお待ちください。
 今月号には、原発事故の関係でたびたび名前をお聞きする井戸謙一弁護士(元裁判官)のご投稿をいただきました(「ある判決言い渡しの思い出」)。ぜひご一読ください。(写真は、初めて海外のものを使いました。知り合いがペルーのインカ帝国の有名な遺跡に行った際の写真です。)
11月号の新記事
ある判決言渡しの思い出 コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(48) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(29) コーヒーブレイク・悪魔の法典
「逆転無罪の事実認定」を読んで コーヒーブレイク
最近ほっとした話 Su&Fa からの声
進学校のおちこぼれ Su&Fa からの声
団藤先生のこと Su&Fa からの声

 なお、次のシンポジウムは、来年2月9日に予定しています。場所は未定ですが、「地域司法とIT裁判所」をテーマにします。手帳に書き留めておいてください。
4月.6月合併号
佐藤幸治先生をお招きして
 今年は、司法制度改革審議会意見書が発表されてから、10年を経た年であり、裁判員裁判実施後3年が経過し、検証・見直しの年です。この機会に、佐藤幸治先生(元司法制度改革審議会会長、京都大学名誉教授)をお招きし、「司法改革の経緯、成果、そして課題」と題する記念シンポジウムを開催します。司法改革全体を考えるシンポジウムです。開催要領は下記のとおりです。
参加資格は、法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)、司法修習生、法科大学院生、ファンクラブ会員です。ぜひご参加ください。特に裁判官の方々(身近なところで、メール、ブログ、ツイッターなどで、お誘いあわせ下さい。)、またとない機会ですので、ぜひご参加ください。
4月.6月合併号の新記事
オレオレ詐欺考 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
判例時報に掲載(裁判員裁判の量刑) 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
傾聴の大切さ コーヒーブレイク
「検事失格」を読んで思い出したこと コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(47) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(28) コーヒーブレイク・悪魔の法典
追悼 吉本隆明 Su&Fa からの声
同窓会のこと Su&Fa からの声

2012年の特別企画の御案内
日本裁判官ネットワーク主催
シンポジウム「司法改革の経緯、成果、そして課題」
日時:平成24年6月17日(日)13時から19時半ころまで
場所:法曹会館
   (〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-1 法務省赤煉瓦の東側 TEL:03-3581-2146)
内容 1 記念講演(13時から14時半ころまで)
     【佐藤幸治】元司法制度改革審議会会長(京大名誉教授)

   「司法改革の経緯、成果、そして課題」

     I はじめに
     II 司法改革の経緯
     III 司法制度改革審議会意見書とその具体的展開
     IV 今後取り組むべき課題
     V おわりに

   2 パネルディスカッション(15時から17時まで)
     民事裁判改革,刑事裁判改革,裁判官制度改革,法曹養成制度改革に分けて、各分野の司法改革の現状やその評価、課題等等について,現職裁判官が、裁判官や裁判官OBの声を参考にして討論します。

   3 懇親会(17時半ころから約2時間)
     会費は,ベテラン法曹1万円,その他の法曹6000円,その他の方は4000円の予定です。

連絡先 TEL:090−6061−0830 小林克美
2月号
 昨年7月2日に東京で行いましたシンポ「裁判員裁判の量刑」の結果が判例時報に掲載されました。本年「2月21日号」です。専門誌の記事ですが,読みやすい内容となっています。裁判員経験者の方にもご発言いただいています。是非ご覧ください。
2月号の新記事
平成23年度の司法10大ニュース オピニオン 司法10大ニュース
あるカンニング事件 コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(46) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(27) コーヒーブレイク・悪魔の法典
ゴーヤ大作戦の後日談(その2) Su&Fa からの声

メンバー・サポーター募集
 裁判官の皆さん,元裁判官の皆さん,当裁判官ネットワークのホームページやブログはいかがでしょうか。当裁判官ネットワークでは,裁判官同士,裁判官経験者との日常的な意見交換や企画を通しての司法利用者,一般市民の方々との交流を進めています。裁判官同士で司法の現状,将来像を議論することはとても大事なことですし,裁判官OBからのアドバイスや司法の利用者,市民の方々の要望に触れて考えさせられることも,裁判官の成長にとって必ずやプラスになることと思います。少しでもご関心があれば,メールなどいただければ幸いです。
 また,次回の企画は,6月17日に東京法曹会館で開催します。午後1時から司法制度改革をレビューする企画です。少しでも結構ですから,是非覗いてください。
12月号
 11月12日大阪で開催した日本裁判官ネットワーク秋の企画には,沢山の人にご参加いただきました。ありがとうございます。ホームページ上ではありますが,心から御礼申し上げます。
 ところで,企画第1部,退官メンバーの小松平内さんと森野俊彦さんの退官記念講演は,とても心に残る内容でした。お二人の人柄や生き方が滲み出ているものでした。出席できなかった方にも是非読んでいただきたいと思い,まず小松平内さんの講演内容を新記事で掲載しました。ぜひご堪能ください。
12月号の新記事
裁判官生活に学び考えたこと オピニオン
 〜小松平内元判事退官記念講演
民法改正 コーヒーブレイク
かねやす コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(45) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(26) コーヒーブレイク・悪魔の法典
糖尿病の新治療法の話 Su&Fa からの声

次回企画の予告とメンバー・サポーター募集
 次回は,平成24年6月2日(土),東京で司法制度改革を本格的にレビューする企画を開催予定です。ぜひ予定に入れておいて下さい。
 裁判官の皆さん,元裁判官の皆さん,当裁判官ネットワークのホームページやブログはいかがでしょうか。当裁判官ネットワークでは,裁判官同士,裁判官経験者との日常的な意見交換や企画を通しての司法利用者,一般市民の方々との交流を進めています。裁判官同士で司法の現状,将来像を議論することはとても大事なことですし,裁判官OBからのアドバイスや司法の利用者,市民の方々の要望に触れて考えさせられることも,裁判官の成長にとって必ずやプラスになることと思います。少しでもご関心があれば,メールなどいただければ幸いです。

10月号
 あの大震災から半年が経過しました。被災地の復興を心からお祈り致します。

 さて、日本裁判官ネットワークでは、長年中心メンバーで活躍してきた小松平内さん(熊本家裁所長)と森野俊彦さん(福岡高裁部総括判事)が退官しました。この機会に、お二人の退官記念講演会を企画しましたので、関心のある方は是非ご参加ください。参加資格などはありませんのでご心配なく。詳細は後記のとおりです。
10月号の新記事
可視化のもう一つの側面 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
「裁判員裁判における情状弁護を考える」 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
離島ライフ コーヒーブレイク
台風襲来 コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(44) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(25) コーヒーブレイク・悪魔の法典
わが不老長寿法(続々)その3 Su&Fa からの声
誰の手か一目でわかるペア争碁 Su&Fa からの声

2011年秋の企画の御案内
日  時 2011年11月12日(土曜日)午後1時から
場  所 大阪駅前第3ビル17階の 「ティーオージー」1号会議室
〒530−0001 北区梅田1−1−3 TEL06−6344−0205 地図
参加資格 なし(どなたでもご参加いただけます。)
内容(1) 13時から15時まで
退官メンバーの小松平内さんと森野俊彦さんの記念講演
(2) 15時20分から17時まで
司法改革をレビューする準備討論(来年春に司法改革審議会のメンバ―を招くなどして,本格的なレビューをするための準備的討論をします。)
(3) 17時30分から
パーティー

準備会
 上記の企画の準備会を,次のとおり行います。メンバー,サポータ,ファンクラブの方で,関心のある方,お近くの方はご参加下さい。
  10月29日(土)14時から17時まで
  大阪地下鉄御堂筋線江坂駅「サニーストンホテル」211号

6・8月合併号
 諸般の事情により、6月号を定期にお送りすることができませんでした。お詫び申し上げます。今回は、6月号と8月号の合併号です。そのため、原稿が少し時節にそぐわないところもあります。ご容赦ください。
 「弁護士任官どどいつ」を連載している竹内裁判官の今回のどどいつは、内容が深刻です。裁判官の鑑のように仕事に邁進していたら、「帯状疱疹」になってしまったといいます。治療が長引き苦しんでいます。ご意見・ご感想メールで、励ましの声などをいただけると幸いです。
 なお、7月2日開催ののシンポ「裁判員裁判の量刑」は大成功でした。司会とパネリストの方々の見識が滲み出て、懇親会の席では「感動的だった」という声も聞かれました。その内容は、いずれまとまった形で皆さんにお伝えしたいと思います。ご期待ください。
6・8月合併号の新記事
Judgeの目その27 震災対策にL方式を オピニオン・Judgeの目
「裁かれた命 死刑囚から届いた手紙」を読んで 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
北海道初の陪審裁判と山崎有信,大塚守穂弁護士 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
ある和解(2) コーヒーブレイク
うわなりうち(後妻打ち) コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(43) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(24) コーヒーブレイク・悪魔の法典
「ある勾留却下」を読んで 法曹&市民の声
まぼろしの「参与判事補」 Su&Fa からの声
わが不老長寿法(続々)その2 Su&Fa からの声

4月号
 東日本大地震で被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。お亡くなりになられた方々には、ご冥福をお祈り申し上げますと共に、ご遺族の皆様に対し、お悔やみ申し上げます。
 日本が大変な時期を迎えています。この時期をどう乗り越えていけるか、いろいろな分野で議論がなされています。司法関係者も、この時期に何ができるか考えなければなりませんね。微力ながら、そんな努力も、このホームページやブログで紹介していけたらと思っています。司法関係者の皆さんのご投稿をお待ちしております。
4月号の新記事
ある勾留却下 コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(42) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(23) コーヒーブレイク・悪魔の法典
私の地震体験記 Su&Fa からの声
わが不老長寿法(続々)その1 Su&Fa からの声

2月号
 今月は、過去に比べて少し開催が遅くなりましたが、日本裁判官ネットワークのシンポジウムを行います。題して「民事紛争解決の新しい試みに向けて」。このニュースの最後に案内がありますが、話題満載です。裁判員裁判で刑事裁判が様変わりしましたが、今度は民事裁判かもしれません。その民事裁判のあり方、さらには、民事紛争解決方式を一緒に考えましょう。特に、裁判官、弁護士、学者の方々、是非ご参加下さい。
 今月の原稿では、ある簡裁判事さんの投稿「ある和解」が感動ものです。忘れがちになる裁判官としての大事なハートを思い出させてくれるようです。いつまでもこの簡裁判事さんのような姿勢を持ち続けたいものです。皆さんも是非ご感動下さい。
2月号の新記事
平成22年司法10大ニュース オピニオン・司法10大ニュース
L方式 コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(41) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(22) コーヒーブレイク・悪魔の法典
ある和解 Su&Fa からの声
わがB級グルメ道その9「酒粕の話」 Su&Fa からの声

シンポジウムのご案内

民事紛争解決の新しい試みに向けて

民事訴訟のありかたをもう一度再考したい!

軽快な労働審判的な手続とその運用を!

日  時 平成23年2月20日(日曜日。土曜日ではありません。)
場  所 「大阪弥生会館」 06-6373-1841
JR大阪駅北のヨドバシカメラの北,JRA(場外馬券売場)の北西30m
【シンポ】
第1部(総論)午後1時から3時ころまで
・元大阪高裁裁判長が,新民訴の争点整理と集中審理方式が形骸化し,旧民訴時代のような書面交換だけの3分間弁論準備手続になってしまっているのではないかと議論される現状とその原因を分析します。
・大阪弁護士会中本和洋氏が,日弁連において議論している民事司法の現状分析と改革の課題「市民にとって,より利用しやすく,分かりやすく,頼りがいのある民事司法」を示します(自由と正義2011年1月号Vol.62p17)。
第2部(各論)午後3時から5時ころまで
・当ネットワークのメンバー神戸地裁伊丹支部長浅見宣義が,労働審判のエキスを通常民事訴訟に取り入れた「L方式」の試験的運用(判例時報2011年1月21日号)を報告します。
・元簡裁判事が,弁護士に避けられて激減している民事調停の現状と労働審判のエキスを取り入れ,弁護士も積極的に使いたくなるような民事調停への改革の試みを紹介します。
(第2次司法改革の提言)
【パーティ】 午後6時から2時間ほど(会費制です)

問合せ先:京都簡裁・小林克美(090-6061-0830,JA9AEV@k.vodafone.ne.jp)

12月号
 師走の月となりました。ブログ上で毎年行っている「司法10大ニュース」の読者の意見募集があります。今年を振り返って,是非ご意見を下さい。
 また,今年は,弁護士が殺害されたり,最高裁判事が現職のまま亡くなるなど,法律家の死が波紋を呼ぶことが多かったようです。このため,オピニオンやSu&Fa からの声などのコーナーで、追悼文等を取り上げています。併せて,前号で投稿していただいた麻田さんが,故井上治典先生の思い出を綴ってくれました。
 その他,裁判員裁判で注目されだした刑罰の執行について,刑事裁判についてのコーナーでいくつか取り上げています。
12月号の新記事
Judgeの目その26 弁護士殺害事件を考える。 オピニオン・Judgeの目
平成22年司法10大ニュース候補 コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(40) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(21) コーヒーブレイク・悪魔の法典
八代英輝弁護士 コーヒーブレイク
無期懲役の受刑者数が新記録 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
旭川刑務所視察記 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
韓国の国民参与裁判を傍聴してきました 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
故井上治典先生の素顔さまざま 法曹&市民の声
近藤崇晴最高裁判事のご逝去を悼む Su&Fa からの声
わがB級グルメ道その8「大根の話」 Su&Fa からの声

10月号
 当ネットのHPには,「皆様からのメール」コーナーがあります。今月号では,ここ1年余りの投稿メールをまとめて掲載させていただきました。足利事件,労働審判,映画日独裁判官物語,取調べの可視化,単独親権・共同親権,令状実務など話題豊富です。今後も皆様からの投稿メールをよろしくお願いします。
10月号の新記事
シンポジウム「有罪判決後の被告の人生−量刑のための知識」に参加して オピニオン
弁護士任官どどいつ(39) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(20) コーヒーブレイク・悪魔の法典
推薦本「トラブル依頼人」 コーヒーブレイク
姉小路祐作の新刊「逆転捜査」(講談社) コーヒーブレイク
皆様からのメール2010年10月1日 皆様からのメール
偶然出会ったたくさんの裁判官 法曹&市民の声
わがB級グルメ道その7「酒の話」 Su&Fa からの声

8月号
 北海道で,裁判所,検察庁の支部問題を取り上げるシンポジウムが開かれました。支部問題は,地域住民の利便性と裁判所・検察庁の効率性,人的資源の適正配分が絡む難しい問題ですが,これに切り込んだ上記シンポジウムの報告が今月号にあります。
 この問題に,ご意見,ご感想があれば,是非お寄せください。特に,支部経験の裁判官,検察官のほか,支部周辺における開業弁護士および行政機関等の方々で,ご寄稿をお願いできる方は,ぜひご連絡ください。
8月号の新記事
支部の充実を目指して オピニオン
judgeの目その25 最高裁長官あいさつ オピニオン
弁護士任官どどいつ(38) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(19) コーヒーブレイク・悪魔の法典
推薦本「韓国国民参与裁判−裁判員裁判に与える示唆−」 コーヒーブレイク
外国人被告人の事件について思うこと 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
わがB級グルメ道その6 Su&Fa からの声

7月号 東大五月祭参加特集号
    〜裁判員経験者の生の声を聴くことができました。
 裁判員裁判も本年5月で実施後1年を迎え,マスコミでは,特集なども花盛りでした。東京大学の春の学園祭「5月祭」でも,ゼミ有志主催で,「日本の裁判制度のこれから」と題する企画(http://www.a103.net/may/83/visitor/show.php?id=421)が行われ,裁判員経験者3人と共に,当裁判官ネットワークのメンバー・サポーターが招かれました。メンバー・サポーターは,裁判員裁判の実施状況や裁判官の受け止め方を紹介したのですが,何と言っても,裁判員経験者3人のお話が,とても心に残るもので,裁判員裁判が実施されることにより,日本の刑事裁判がどのように変わり,今後どのように変わっていくのか,また裁判員を経験した人たちが増えることによって,刑事裁判や裁判所,裁判官に対する見方がどう変わっていくのか,被告人,被害者と地域の関係はどうなっていくのかなど,いろいろ考えさせられました。聴いておられた弁護士の方には,「裁判員裁判の意義を確信しました」と述べておられた方もおられました。今回は,上記企画に参加した報告や感想の特集号です。
 この特集号を編集していて,裁判員裁判を準備してこられた裁判官をはじめとした法曹三者や裁判所職員等の方々には,心から敬意を表したい気持ちになりました。それと共に,早くから模擬裁判などを通じて,裁判員裁判の円滑な運用を願ってきた当ネットワークの歩みにも,自信をもった次第です。
 この特集号のテーマとなった裁判員裁判に,ご意見,ご感想があれば,是非お寄せください。
7月号の新記事
裁判員経験者のご発言 オピニオン・五月祭参加報告「日本の裁判制度のこれから」
ある裁判員裁判の風景 オピニオン・五月祭参加報告「日本の裁判制度のこれから」
データ・アンケートから見る裁判員裁判 オピニオン・五月祭参加報告「日本の裁判制度のこれから」
パネルディスカッションに参加して オピニオン・五月祭参加報告「日本の裁判制度のこれから」
裁判員経験者のお話を聴いて オピニオン・五月祭参加報告「日本の裁判制度のこれから」
審理・判決において,刑事裁判は変わりつつあるのでは オピニオン・五月祭参加報告「日本の裁判制度のこれから」
裁判員の判決は,私たちの住む社会に対するメッセージ オピニオン・五月祭参加報告「日本の裁判制度のこれから」
主催者の学生の声など オピニオン・五月祭参加報告「日本の裁判制度のこれから」
弁護士任官どどいつ(37) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
少額訴訟の誤解 オピニオン
悪魔の法典(18) コーヒーブレイク・悪魔の法典
気になる言葉について Su&Fa からの声

4月号
 昨年の10周年企画を経て,当裁判官ネットワークも第2期に入ったと思われます。それに合わせて,トップページの「ご挨拶」を改訂しました。
 「公訴時効の廃止または期間の延長の問題について」は,刑事事件の起訴における時効廃止等について,現在「刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案」となり,3月12日に国会に提出され,審議中の問題に関する論稿です。被害者側からの御意見には,十分理解を示しつつ,公訴時効廃止について,裁判官側からの危惧を載せたものです。トピックな問題についてのものですから,是非ご一読下さい。
 「弁護士職務経験者との懇談会」は,裁判官・検察官制度の改革として実施されている弁護士職務経験制度経験者の声を紹介したものです。地味かもしれませんが,この制度が,長い目で見て効果を発揮するであろうことがわかります。司法改革に疑問を持つ人には,こうした制度も平成司法改革で導入されたことも忘れないで欲しいものです。
 「父かとぞ思う母かとぞ思ふ」は家事事件について,「多田元さん」は少年事件についてのエッセイです。刑事・民事の事件に比べると,取り上げられる機会の少ない分野ですが,市民生活には大事な事件です。。
 今回は,市民の方からのご投稿も掲載方向で検討しましたが,適いませんでした。お許し下さい。
4月号の新記事
ご挨拶 トップページ
弁護士職務経験者との懇談会 オピニオン
公訴時効の廃止または期間の延長の問題について 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
父かとぞ思う母かとぞ思ふ コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(36) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(17) コーヒーブレイク・悪魔の法典
わがB級グルメ道(その5) Su&Fa からの声
多田元さん Su&Fa からの声

2月号
 裁判所時報の1月1日号に,恒例の最高裁長官による「新年のことば」が掲載されていましたが,その中で,昨年の政権交代が触れられていて,少し驚きました。ただ,その趣旨としては,新しい政権の下で,新たな社会システムの構築に向けての努力が続けられており,司法は,社会的条件の変化に伴って生じる様々な法的問題に,適切に対応しなければならないというもので,もっともなものです。昨年の政権交代に限らず,最近の世の中の激変は目を見張るものがありますので,司法に関してではありますが,ブログ上で行っている10大ニュースをまとめて掲載してみました。こうした時代に,激変を静かに追ってみることで,何かお役に立てることがあればという趣旨です。形式が一律ではない点は,ご容赦下さい。
 ロースークールの現状については,読者の方の関心が高いですから,今月号でも一文を掲載しています。裁判長の誘導は,裁判員裁判に関してのものです。
 なお,読者の方から,調停委員選考手続について,貴重な投稿をいただきました。Jネットとの対話を,「調停委員選考手続等に関する読者とのメール交換」として掲載しています。
2月号の新記事
ロースクールの現場から日本の将来を憂う オピニオン
司法10大ニュース(平成18年〜21年) オピニオン・司法10大ニュース
裁判長の誘導 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
私の「家庭裁判(隔)月報」(5) コメンタリィ
弁護士任官どどいつ(35) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(16) コーヒーブレイク・悪魔の法典
調停委員選考手続等に関する読者とのメール交換 法曹&市民の声
わがB級グルメ道(その4) Su&Fa からの声

12月号(10周年記念企画特集号)
 本年11月21日,東京渋谷・道玄坂「フォーラム8」で日本裁判官ネットワーク創立10周年記念企画が行われました。江田五月参議院議長(元裁判官)や木佐茂男九州大学大学院法学研究院教授からお祝いのメッセージをいただいたほか,多くの方にご来場いただきました。鳥越俊太郎さんの講演や,ネットの10年を振り返り,かつ今後のために第二次司法改革の提案をする企画など盛りだくさんであり,盛況の内に終えることができました。心から御礼申し上げます。
 今月号は,特集号として,上記記念企画のエッセンスや参加者の御感想・御意見などを掲載しました。力のこもったものが多いと思います。
 その他,法科大学院,捜査用語,ETV特集等についての投稿の他,いつもの肩の力を抜いた楽しい投稿も満載です。ご意見,ご感想もどしどしお寄せ下さい。今後の参考にさせていただきます。
12月号の新記事
鳥越俊太郎さんの講演「冤罪と裁判官」要旨 オピニオン・10周年記念企画
鳥越講演について(1) オピニオン・10周年記念企画
   同    (2) オピニオン・10周年記念企画
江田五月参議院議長からのメッセージ オピニオン・10周年記念企画
木佐茂男九州大学大学院法学研究院教授からのメッセージ オピニオン・10周年記念企画
ネット発足後10年の歩み オピニオン・10周年記念企画
ネットの10周年記念企画に参加して オピニオン・10周年記念企画

ロースクールについて思うこと オピニオン
私の「家庭裁判(隔)月報」(4) コメンタリィ
ほのめかす コーヒーブレイク
ETV特集 コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(34) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(15) コーヒーブレイク・悪魔の法典
わがB級グルメ道(その3) Su&Fa からの声

10月号
 9月には,新司法試験の合格発表がありました。合格者減でマスコミにおいて,波紋を広げました。オピニオンで取り上げています。
 11月には,いよいよ当ネット10周年の行事があります。テレビでおなじみの鳥越俊太郎さんにも講演していただけます。会員,サポーター,ファンクラブの皆さんをはじめ一般の方々(予約不要です。)の参加をお待ちしております。案内が下記にあります。
10月号の新記事
Judgeの目その24 新司法試験合格者減の中で考える オピニオン
私の「家庭裁判(隔)月報」(3) コメンタリィ
弁護士任官どどいつ(33) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(14) コーヒーブレイク・悪魔の法典
わがB級グルメ道(その2) Su&Fa からの声
梶田英雄さんの逝去を悼む Su&Fa からの声

日本裁判官ネットワーク創立10周年記念企画のご案内
   〜鳥越俊太郎さん来たる
日本裁判官ネットワークは平成11年9月に発足し,今年10年目を迎えました。
これを記念した講演とシンポを企画しております。まだ内容未定の部分がありますが,予告のためにご案内します。

どなたでも参加できます。
パーティ参加は有料です。

日 時  平成21年11月21日(土曜日)13時から19時ころまで
場 所  東京渋谷・道玄坂「フォーラム8」(TEL03-3780-0008)
企 画 
13時から15時まで(514号会議室140名)
 鳥越俊太郎さんの講演(演題は未定)
II 15時から17時まで(514号会議室140名)
 メンバー,サポーター,ファンクラブによるシンポ
 「J−NETのこれまでの10年/これからの10年」
 (第2次司法改革の提言)
III 17時から19時ころまで(8階クイーンズ)
 パーティ
8月号 今回も読み応えがあります
 「自白偏重からの脱却(裁判員裁判に期待する)」は,メンバーだった伊東さんの退官記念講演録(抄)です。
 当ネットの6月例会では,裁判員裁判発足を祝して,韓国の国民参与裁判制度を取り上げると共に,伊東さんの退官記念講演会を催しました。講演録には,長年の刑事裁判経験者からみた裁判員裁判への熱い期待が込められています。是非ご一読下さい(過去のオピニオン中にも,「<シリーズ>自白と刑事司法について考える」(〜2005年)があります。)。
 「長沼事件平賀書簡−35年目の証言」は,話題の本の紹介です。社会の教科書にも出てくる長沼事件に関して起こった平賀書簡事件について,関係されたサポーターの守屋元裁判官が,「福島さんから、平賀書簡を打ち明けられた時には、頭から水をかぶせられたような感じがした。所長からの裁判干渉を正面から取り上げることが、自分の裁判官としての未来にどんな影響が及ぶかという不安も浮かんできて、「ウヘー」という気になり、一瞬いろいろな思いが胸をよぎった」(紹介文から)と書かれています。紹介された本がきっと読みたくなりますよ。
 その他,刑事裁判,労働審判等についての投稿の他,いつもの肩の力を抜いた楽しい投稿も満載です。きっと読み応えがあります。ご意見,ご感想もどしどしお寄せ下さい。今後の参考にさせていただきます。
8月号の新記事
自白偏重からの脱却(裁判員裁判に期待する) 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
あえて言う ガンバレA地裁刑事部裁判官 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
裁判官と「慣性の法則」 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
テレビドラマ「サマヨイザクラ」をみて考えた。 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
東京地裁第1回裁判員裁判の報道に接して 刑事裁判について・裁判員裁判も発足して
労働審判制度の発展を望む オピニオン
私の「家庭裁判(隔)月報」(2) コメンタリィ
弁護士任官どどいつ(32) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(13) コーヒーブレイク・悪魔の法典
長沼事件平賀書簡−35年目の証言 Su&Fa からの声
わがB級グルメ道 Su&Fa からの声
わが不老長寿法(続)その15 Su&Fa からの声・わが不老長寿法(続)
樋口和博さんを偲ぶ会に出席して Su&Fa からの声

6月号 裁判員制度特集
 5月21日,裁判員制度がスタートしました。裁判員制度は,今回の司法改革における最大の改革内容といってよいでしょう。今回は,裁判員制度特集号として,同制度に関係する原稿を数多く掲載します。もちろん,他の原稿もあります。
6月号の新記事
Judgeの目その23 裁判員裁判と国民参与裁判 オピニオン
裁判員制度・評決公表のアイデア オピニオン
守秘義務が課せられる理由について オピニオン
裁判員裁判に犯罪抑止効果はあるのか オピニオン
障害を持つ方が裁判員を務めるために オピニオン
裁判員制度ドラマ「家族」を観て コーヒーブレイク
石川達三「青春の蹉跌」 Su&Fa からの声・小説で見る裁判・事実・真実
(新連載)私の「家庭裁判(隔)月報」(1) コメンタリィ
弁護士任官どどいつ(31) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(12) コーヒーブレイク・悪魔の法典

6月例会のお知らせ
 日本裁判官ネットワークでは,平成21年6月6日,大阪にて,以下の例会を予定しております。会員,サポーター,ファンクラブの皆さんはじめ一般の方々の参加をお待ちしております。

日 時  2009年6月6日(土)午後2時30分から6時30分まで
場 所  大阪弥生会館
大阪市北区芝田2−4−53
TEL 06−6373−1841
(JR大阪駅北・ヨドバシカメラ裏側,駅から徒歩5分)
地図 http://www.bestrsv.com/hotel/2005090185/access.html
内容1  退職裁判官による講演 講師:伊東武是元神戸家庭裁判所判事(5月退官)
「裁判員裁判に期待する(仮題)」
内容2  韓国の国民参与裁判制度について 講師:李東熹 韓国国立警察大学教授
講演とデスカッション
講師の教授には,日本より1年半早く陪審制を施行した
韓国の事情をお話しいただけます。しかも日本語で。ご期待下さい。
懇親会  同日午後7時ころから,同会館宴会場にて約2時間(希望者のみ,立食パーティ)
4月号の新記事
Judgeの目その22 継続は力なり オピニオン
民事裁判が好きになったワケ コーヒーブレイク
仲人から家庭裁判所へ コーヒーブレイク
判事増えても楽にはならぬ コーヒーブレイク
弁護士任官どどいつ(30) コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
悪魔の法典(11) コーヒーブレイク・悪魔の法典
読書ノート09早春版 Su&Fa からの声
奥野修司「心にナイフをしのばせて」 Su&Fa からの声・小説で見る裁判・事実・真実
ある鯉の物語 Su&Fa からの声
美瑛で百姓になる Su&Fa からの声
裁判員制度はうまくいくのか Su&Fa からの声
わが不老長寿法(続)その14 Su&Fa からの声
裁判員制度のおすすめ Su&Fa からの声
ファンクラブについて Su&Fa からの声

6月例会のお知らせ
 日本裁判官ネットワークでは,平成21年6月6日,大阪にて,以下の例会を予定しております。会員,サポーター,ファンクラブの皆さんはじめ一般の方々の参加をお待ちしております。

日 時  2009年6月6日(土)午後2時30分から6時30分まで
場 所  大阪弥生会館
大阪市北区芝田2−4−53
TEL 06−6373−1841
(JR大阪駅北・ヨドバシカメラ裏側,駅から徒歩5分)
地図 http://www.bestrsv.com/hotel/2005090185/access.html
内容1  韓国の国民参与裁判制度について
講演とデスカッション
内容2  退職裁判官による講演
「裁判員裁判に期待する(仮題)」
懇親会  同日午後7時ころから,同会館宴会場にて約2時間(希望者のみ,立食パーティ)
2月号の新記事
裁判員制度,まずまず順調なスタートラインへ オピニオン
顔も名前も隠してないが コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
同じ裁判所の同僚裁判官だったら コーヒーブレイク・悪魔の法典
皆様からのメール 皆様からのメール
宮澤賢治・猫の召喚状 Su&Fa からの声・小説で見る裁判・事実・真実
年末年始読書ノート Su&Fa からの声
情報公開本人訴訟始末記 Su&Fa からの声
少年非行と家庭裁判所の原点 Su&Fa からの声
弁護士の仕事 Su&Fa からの声
わが不老長寿法(続)その13 Su&Fa からの声

1月例会の報告
 1月31日(土),名古屋で日本裁判官ネットワークの例会が開かれました。会員裁判官の退官を惜しむ地元の弁護士25人を含む総勢61名が参加し,盛況でした。東海テレビを始めマスコミ数社の取材もありました。

(1)昨年11月に退官した元メンバー・丹羽日出夫(元名古屋家裁部総括判事)による「裁判官生活38年余」と題する講演。
 裁判官に必要な資質は智恵(考える力)であること,裁判官よりも弁護士と検事が有能でなければならないこと,裁判官としては,当事者の人権をおそろかにしていないかということを最も恐れるべきであり,素直に,厳密に法律を適用してきたこと,その結果として,管理売春事件,有印私文書偽造事件,公職選挙法事件(法定外文書配布禁止規定の違憲判断)など多数の無罪判決を下したことなど,長い裁判官生活を軽妙でユーモアに満ちた語り口で話され,満場の会場から笑いが溢れました。

(2)東海テレビ製作のドキュメンタリ−番組「裁判長のお弁当」のビデオ上映とトーク
 ビデオは,ある地裁裁判長の裁判官室での執務の様子等をドキュメントした東海テレビ製作のもので,トークは,同番組のプロデューサー阿武野勝彦さん,ディレクター齊藤潤一さんのお二人が,企画の経緯,取材の苦労,予想外の成果,裏話などについて,掛け合い万歳調で,愉快に語ってくれました。
 地元裁判所は消極的だったが,最高裁が積極的で裁判長の密着取材が可能になったこと,取材対象の裁判長は机に座ったきり殆ど動きがなく,黙々と記録と向きあって仕事をするばかりなので,カメラは単調な画面が続き,裁判長が昼と夜(残業に備えて)の二つの弁当を持参して食べるところしか絵になる画面がなく,これを番組名にしたこと,語り手として退官直後の元岐阜家裁判事下澤悦夫さん(元ネットワークメンバー)が取材に協力してくれたので,こちらが主役を奪う形となって裁判所の実情を放映できたこと,只,視聴率は3%に止まったこと,その後,NHKのBSでの2回の再放送などがあり,ギャラクシーを受賞して,多くの人に視て貰えたので,裁判員裁判を控えた裁判所の広報の期待に応えることができたと考えていることなどでした。

 今回は,時間が足りず,参加者がフロアーから発言する機会がほとんど取れなかった点は残念でした。次回以降は工夫したいと思います。
 次回は,5月か6月に,制度の施行を記念して,裁判員裁判に関するものを中心とした例会を考えています。
12月号の新記事
ツマラナイカラ ヤメロ コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
裁判官のツッコミ コーヒーブレイク・悪魔の法典
皆様からのメール 皆様からのメール
角田光代「おやすみ、こわい夢を見ないように」 Su&Fa からの声・小説で見る裁判・事実・真実
わが不老長寿法(続)その12 Su&Fa からの声

1月例会のお知らせ
 日本裁判官ネットワークでは,平成21年1月31日,名古屋にて,丹羽日出夫元名古屋家裁判事の退官を記念して,以下の例会を予定しております。会員,サポーター,ファンクラブの皆さんはじめ一般の方々の参加をお待ちしております。なお,テレビドキュメンタリー「裁判長のお弁当」はギャラクシー大賞を受賞したものです。

日 時 2009年1月31日(土)13時から17時まで
場 所 アイリス愛知(旧地方公務員共済会館) 会議室
460-0002 名古屋市中区丸の内2−5−10
Tel:052-223-3751
Fax:052-223-3760
(JR名古屋駅から地下鉄桜通線で2つ目の丸の内駅下車徒歩8分)
内容1 東海テレビ・ドキュメンタリー番組「裁判長のお弁当」上映
講演・同番組の阿武野勝彦プロデューサー及び斉藤潤一ディレクター
内容2 退官記念講演・丹羽日出夫元名古屋家裁判事
懇親会 同日17時30分から,同会館宴会場にて約2時間(希望者のみ,立食パーティ)
10月号の新記事
無罪書いたら,地方に飛ばす? コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
裁判官は弁明せず コーヒーブレイク・悪魔の法典
私の裁判官生活は何だったのか Su&Fa からの声
朔立木「死亡推定時刻」 Su&Fa からの声・小説で見る裁判・事実・真実
身を殺して仁を成す Su&Fa からの声
わが不老長寿法(続)その11 Su&Fa からの声

9月例会が盛況
 9月27日神戸で日本裁判官ネットワークの9月例会が開催されました。安原浩元会員による刑事裁判官生活40年を振り返ってのお話(要旨はSu&Fa からの声欄に掲載)と浅見宣義裁判官によるアメリカ短期留学報告の二本。どちらも興味深い内容で,60名の会場一杯の参加者に大きな感銘を与えました。懇親会でも,皆さんから安原氏の功績と人柄を称えるメッセージが続き,ファンクラブ会員から安原氏に花束贈呈の一幕もありました。
 次回の例会日程は未定ですが,12月号でお知らせできると思います。
8月号の新記事
平成司法改革の曲がり角でしょうか オピニオン・Judgeの目
転官しました コーヒーブレイク
ホストファミリー体験記・番外編 コーヒーブレイク
北京五輪を今年は観るぞ コーヒーブレイク・弁護士任官どどいつ
たとえ間違っていても コーヒーブレイク・悪魔の法典
皆様からのメール 皆さまからのメール
定年直後の三訓 Su&Fa からの声
医師アントワーヌの選択 Su&Fa からの声
鴻上尚史「ヘルメットをかぶった君に会いたい」 Su&Fa からの声・小説で見る裁判・事実・真実
わが不老長寿法(続)その10 Su&Fa からの声

9月例会のご案内
 日本裁判官ネットワークの次回例会を以下のとおり開催します。
会員,サポーター,ファンクラブの方々はもちろん,一般の方も,どうぞお気軽にご参加下さい。
日 時 平成20年9月27日(土)午後1時から5時ころまで
場 所 ホテル北野プラザ六甲荘(神戸,定員60名)
神戸市中央区北野町1−1−4
JR・阪急・阪神・地下鉄「三宮駅」より北へ徒歩約12分
新幹線・地下鉄「新神戸駅」より南西へ徒歩約12分
徒歩用アクセスマップ
テーマ (1)安原浩氏の講演
「日本の刑事裁判の現状と将来」
〜刑事裁判官生活40年を振り返って〜
(2)会員裁判官による短期留学報告
「アメリカの裁判所」(仮題)
懇親会 希望者のみ 同日午後5時ころから(同会場)

 なお,翌日は,同会場で,日本裁判官ネットワークの定例総会を予定
6月号の新記事
ヒラリー氏対オバマ氏 オピニオン・Judgeの目
負担と不安 オピニオン
死刑事件で始めるよりも コーヒーブレイク・「弁護士任官どどいつ」
裁判から逃げてはならない コーヒーブレイク・「悪魔の法典」
ある死刑囚に関する随想 コーヒーブレイク
皆さまからのメール 皆さまからのメール
武田泰淳「ひかりごけ」 Su&Fa からの声「小説で見る裁判・事実・真実」
わが不老長寿法(続)その9 Su&Fa からの声

5月例会が開催されました
 5月31日(土),KKRホテル大阪でJネットの例会を開催し,NHK土曜ドラマ「ジャッジ」のディレクタ−「篠原圭」さんをお迎えし,44名の参加を得て大盛会でした。
 裁判官を主人公とした前例のない番組を企画・製作した苦労話,現実の裁判手続をドラマ化するための制約と工夫,強力な競合番組がある時間帯に平均視聴率7%をえ,しかも大きな反響があって成功であったこと,その弾みで第2弾を企画中であることなどのお話がありました。
 参加者の半数近くは「ジャッジ」を視ておらず,再放送やDVD化の強い希望がありました。番組を視ていた人からは,三沢裁判官の人間味溢れた姿に感動した,いや,かっこよすぎて現実離れしている,裁判官以外職員の役割も見事に描かれて素晴らしかったなど,多くの意見があり,篠原さんの次回企画に参考にして貰えたものと思います。皆さん,「ジャッジ」の再放送とDVD化をNHKのホームページで要望してください。「ジャッジ」が再放送され,第2弾ができることは,裁判員裁判に対する国民の理解を得るのに役立つことだと思われます。
 当日会場では,会員の息子さんがデザイン制作した「JJN」の文字と女神テミス像がプリントされたTシャツも販売されました。
 次回の例会は,9月27日(土)に大阪で,メンバー安原・丹羽の退官記念講演,メンバー浅見のアメリカ・レポートを予定しています。
4月号の新記事
例会報告「裁判官の爆笑お言葉集の長嶺超輝氏をお招きして」
その1 挨拶と長嶺超輝氏のお話 オピニオン・例会報告
その2 意見交換 オピニオン・例会報告
自子主義について コーヒーブレイク
縁切寺 コーヒーブレイク・「弁護士任官どどいつ」
和解勧告 コーヒーブレイク・「悪魔の法典」
皆さまからのメール 皆さまからのメール
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」 Su&Fa からの声「小説で見る裁判・事実・真実」
わが不老長寿法(続)その8 Su&Fa からの声

5月例会のご案内
 日本裁判官ネットワークの次回例会を以下のとおり開催します。
会員,サポーター,ファンクラブの方々はもちろん,一般の方も,どうぞお気軽にご参加下さい。
日 時  平成20年5月31日(土)午後1時から5時ころまで
場 所  KKRホテルオーサカ(大阪共済会館)
大阪市中央区馬場町2−24
(地下鉄(中央線・谷町線)谷町4丁目駅下車(2番出口)東へ徒歩10分)
電話 06−6941−1122(代表)
テーマ  篠原圭氏をお招きして,トークとディスカッション
(同氏はNHK土曜ドラマ「ジャッジ」制作スタッフ)
懇親会  同日午後5時ころから,希望者で懇親会(同会場)

なお,当初,テーマ(2)として予定していた
アメリカの陪審裁判(会員裁判官による視察報告)
は,都合により次回以降に変更させていただきます。
12月号の新記事
被害者傍聴には賛成できない オピニオン
40センチの段差を埋めた コーヒーブレイク・「弁護士任官どどいつ」
たとえ当事者が合意しても コーヒーブレイク・「悪魔の法典」
皆さまからのメール 皆さまからのメール
利点も多い簡易送致制度 Su&Fa からの声・「君たちのために」
わが不老長寿法(続)その6 Su&Fa からの声

裁判官ネットワーク12月例会について
 裁判官の爆笑お言葉集」の著者・長嶺超輝さんをお迎えしての12月例会が,12月1日,岡山で50名近い人の参加を得て,賑やかに行われました。
長嶺さんは,タイトルの由来,出版の裏話等を話され,「泣けました」との読者のお便りが嬉しかったとのこと。今後も,裁判ものの執筆依頼が目白押しのようで,張り切っておられます。

 会場との意見交換では,「言い渡しが終わった後,被告人に困ったことがあったら,訪ねておいで」と声をかけた裁判官の話,「裁判官,パチンコ台論(当たりはずれがある)」を展開された地元弁護士の話,模擬裁判に裁判員役として参加された市民の方が,混乱・不安を感じた話など,様々な意見が出て,考えさせられました。参加された周防正行監督も,柔らかい語り口の中にも辛口の裁判官批判をお話しされ,会場をピリッと引き締めて頂きました。

 懇親会でも,多くの参加者から昼間語り切れなかった様々なお話が披露され,遅くまで盛り上がりました。

裁判官ネットワークの総会について
 例会の翌日,同じ会場で日本裁判官ネットワークの定例総会が開かれました。長嶺超輝さんの他,例会に遠路参加されたファンクラブ2名の方もゲストとして参加され,和やかな会となりました。

 議題の中心は,会の活動の充実策でしたが,特に,ブログの活性化については,執筆者が固定することなく,多くの会員が加わる方法などが話し合われ,機関誌については,「ちょっといい話」的なタイトルで,年に1,2回発行し,何らかの形で多数の読者に届けることなどが討議されました。会の発展に向けて,新たな意欲が感じられる総会となりました。
10月号の新記事
裁判員制度に対する逆風について考える オピニオン
裁判所委員会 オピニオン・judgeの目その19
駆け込み寺 コーヒーブレイク・「弁護士任官どどいつ」
人柄を確かめる コーヒーブレイク・「悪魔の法典」
カラマーゾフの兄弟 コーヒーブレイク・「本の中から」
皆さまからのメール 皆さまからのメール
初等少年院での変化 Su&Fa からの声・「君たちのために(新連載)」
わが不老長寿法(続)その5 Su&Fa からの声
追悼中島通子「一足先に逝ってしまったあなたに」 Su&Fa からの声
映画「それでもボクはやってない」を見て Su&Fa からの声

次回例会は岡山で
 日本裁判官ネットワークの次回例会を以下のとおり開催します。
会員,サポーター,ファンクラブの方々はもちろん,一般の方も,どうぞお気軽にご参加下さい。

日 時  平成19年12月1日(土)午後2時から5時ころまで

場 所  サンピーチ岡山(岡山県市町村共済)
     岡山市駅前町2ー3ー31(JR岡山駅から徒歩5分)
     電話 086ー225ー0631

テーマ  長嶺超輝氏をお招きして,トークとディスカッション
     (同氏は「裁判官の爆笑お言葉集」(幻冬舎新書)の著者)

懇親会  同日午後5時ころから,希望者で懇親会(同会場)

 なお,翌日は,同会場で,ネットワークの総会(会員,サポーター)を予定しています。

8月号の新記事
例会報告・映画「それでもボクはやってない」を巡って
はじめに オピニオン・例会報告
冒頭発言その1 裁判官 オピニオン・例会報告
冒頭発言その2 弁護士 オピニオン・例会報告
冒頭発言その3 周防正行監督 オピニオン・例会報告
冒頭発言その4 裁判官 オピニオン・例会報告
意見交換・前半 オピニオン・例会報告
意見交換・後半(裁判員制度について) オピニオン・例会報告
周防正行監督への手紙 オピニオン・例会報告

自ら経験した新たな労使紛争解決システム オピニオン・Judgeの目その18
虹がでるとは コーヒーブレイク「弁護士任官どどいつ
「平和訴訟」の巻 コーヒーブレイク「女王の裁判所(最終回)」
事件を選べない コーヒーブレイク「悪魔の法典(新連載)」
ロンドンの空き巣 コーヒーブレイク「本の中から」
皆さまからのメール 皆さまからのメール
わが不老長寿法(続)その4 Su&Fa からの声
例会発言の趣旨 Su&Fa からの声

6月例会成功
 日本裁判官ネットワークの例会「『それでもボクはやってない』を巡って」が6月23日(土)東京学士会館で開催されました。会場一杯の盛況で,取材のために参加された周防正行監督からは,撮影の動機,裁判に対する不安と期待等のお話を聞くことができました。映画による批判を真摯に受け止めつつも反発も感じたとする会員裁判官らの感想意見に対して,痴漢事件に取り組む弁護士・市民らの厳しい裁判批判も多く出され,和やかさ中に緊張感も交じり,充実した意見交換の場となりました。議論は,裁判員制度の在り方に発展し,期待と懸念が熱心に語られました。オピニオン欄に意見交換の様子を紹介します。
次回例会のお知らせ
 日本裁判官ネットワークの次回の例会は,12月1日(土)に岡山市で催す予定にしています。内容や会場などはまだ未定で,次号でご案内できるかと思います。
6月号の新記事
「開かれた裁判所の理念と裁判所の警備問題」 オピニオン「Judgeの目」
少年院に送る オピニオン「少年たちと向きあって」
事件数が増えている コーヒーブレイク「弁護士任官どどいつ」
「裁判官忌避」の巻  コーヒーブレイク「女王の裁判所」
皆さまからのメール 皆さまからのメール
わが不老長寿法(続)その3 Su&Faからの声

安原氏,所長に
 日本裁判官ネットワーク会員の安原浩氏(前広島高等裁判所岡山支部長)がこの4月に松山家庭裁判所所長に任命されました。会員初の所長です。司法行政上での活躍が期待されます。
6月例会について
企画は終了いたしました。
 日本裁判官ネットワークの6月例会を以下のとおり開催します。
 日時   平成19年6月23日(土)午後1時から
 場所   東京・学士会館本館302号室
      (電話03ー3292ー5936)
      (地下鉄「神保町」駅A9出口徒歩1分)
 内容   映画「それでもボクはやってない」を巡って
      (弁護士,市民,裁判官からの感想と参加者全員での議論)
      なお周防監督にもご案内をしています。
 懇親会  5時頃から同会場で(希望者のみ)
      どなたでも参加できますが,会場が定員35名程度となっています。
次回の例会
企画は終了いたしました。
 日本裁判官ネットワークの次回の例会を6月ころに予定しています。刑事裁判を扱った評判の映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)をめぐって議論をしてみては,と企画を練っております。ゲストと折衝中で,まだ日時や詳しい内容は未定です。あっと驚く「大物ゲスト」の飛び入り参加もあるかもしれません。日程や内容が決まり次第,このHPに臨時ニュースで掲載し,また日本裁判官ネットワークブログでも予告するつもりです(4月末くらい?)。ご期待下さい。
1月例会の報告
 日本裁判官ネットワークの1月例会「速記官・法廷通訳問題を考える」が1月20日大阪で開催されました。ファンクラブをはじめ一般の方々も多数参加され,会場一杯の40人が熱い報告に耳を傾け,熱心な討議を行いました。速記官問題については,本HPの「Su&Faからの声」欄に詳しい報告が掲載されております。裁判員制度の実施を控えて,速記問題は今一度考えてみる必要があるように思われます。法廷通訳の方々からも,心を通わす通訳の大切さ,誤通訳の危険性,通訳に対する裁判官の理解の足りなさなど,本音もちょっぴり交えながら,熱心かつ面白くお話を聞かせて頂き,会場は多いに沸き上がりました。

 なお,次回の例会は,5月頃に東京で開催する予定です。有意義かつ面白い企画をと張り切っています。乞うご期待
日本裁判官ネットワーク1月例会のご案内
日時  平成19年1月20日(土)午後1時30分から5時ころまで
場所  大阪・弥生会館 Tel 06−6373−1841
(JR大阪駅北側ヨドバシカメラの北側,駅から徒歩約5分)
テーマ  速記官・法廷通訳問題を考える
懇親会  同会場で懇親パーティを予定(希望者のみ)
口頭主義・直接主義を支える法廷速記と法廷通訳の諸問題について,速記官,通訳者そして弁護士から問題提起を受け,ディスカッションの予定です。
会員,サポーター,ファンクラブに限らず,一般の方も自由にご参加ください。

ブログ順調なスタート
 9月末に開設した日本裁判官ネットワークブログも順調に滑り出しております。日々の執筆者はまだ限られていますが,その内に,他の会員やサポーターの投稿も増えていき,幅広い意見が寄せられ,時には論争の火花の散るような展開になればと願っております。

 このブログの本文への投稿は,ネットワーク会員とサポーターに限らせて頂いていますが,読者の中で,ぜひ,自分も一言,または,意見に反論したいという方は,コメント欄は開放されていますので,自由にご投稿下さい。

マッケナ判事,名誉サポーターに
 ハワイ州のサブリナ・マッケナ判事を名誉サポーターとして日本裁判官ネットワークにお迎えすることになりました。同判事は,知日派の日系アメリカ人で,たびたび日本の法曹界から招かれて講演しておられます。日本の司法に対して,アメリカの裁判所実務(特に陪審裁判等)と対比しての貴重なご意見をお持ちで,わが裁判官ネットワークの例会でもお話いただいたことがあります(当サイトのコーヒーブレイク「サブリナ・マッケナ裁判官のこと」をご参照下さい)。同判事がこの度大阪弁護士会のイベントに招かれた機会に,わがネットワークの名誉サポーターにお誘いしたところ,快諾いただいたものです。

 これに先立ち,わが裁判官ネットワークは,国際交流を目指す観点から,外国裁判官を名誉サポーターとして受け入れるための規約改正をしております(この画面の「日本裁判官ネットワークについて」の中の規約欄をご覧下さい)
下澤判事退官記念講演会
 日本裁判官ネットワークの下澤悦夫判事(岐阜家裁)の退官記念の講演会が9月16日名古屋で開かれました。地元の弁護士,市民など約60名の参加者を迎え,いつも以上の活気に満ちた例会となりました。
 下澤判事は,40年に及ぶ自らの裁判官生活を振り返り,昭和40年代の司法の激動の時代に,その裁判官姿勢に対して時の司法行政当局から不当な攻撃を受け,その後の裁判官生活を,こうした司法行政と正面から向き合い続けることとなった経緯と心情を,明るく淡々と語り,会場から大きな拍手を受けました。
 その後,東京大学社会科学研究所の佐藤岩夫教授の「<司法のクオリティ>と<裁判官の独立>」と題する講演がありました。日本でも,今般の司法制度改革では,国民から司法の質(クオリティ)が求められ,司法は国民に対して説明責任を負うという流れが基調にあり,これを制度化する様々な改革がなされた,ドイツなどヨーロッパでも,司法のクオリティを高める議論が盛んだが,そうした空気の中で,クオリティを求める余り,裁判官独立を侵害する危険を招く事件(デッカート事件)もあった,司法のクオリティと裁判官の独立が矛盾対立する場面をどう考えるべきか,そのような問題意識の下での講演内容は,わが国の裁判官制度改革においても考えていかなければならない課題を示唆するものでした(講演要旨は,次号に掲載予定です)。

平成18年度総会
 日本裁判官ネットワークの平成18年度の総会が9月17日名古屋で開かれました。司法制度改革が各分野で着々と進行する中で,ネットワークの果たすべき役割は何か,例会,出版,HP等の会運営について具体的な案を出し合い,今後とも明るく伸びやかに活動を続けることを確認し合いました。
日本裁判官ネットワークからの企画の御案内
日 程  2006年9月16日(土)午後1時〜5時
場 所  KKRホテル名古屋(名古屋高地裁の西隣,名古屋城の南)
〒460-0001 名古屋市中区三の丸1-5-1
電 話  052-201-3326
アクセス  http://www.kkr-nagoya.jp/access/index.html

東山線「名古屋」より「伏見」のりかえ鶴舞線(上小田井)
行き「丸の内」下車。 1番出口北へ徒歩8分。 
名城線「市役所駅」6番出口を西へ徒歩8分。
企  画 
第1部  下澤悦夫判事(ネットメンバー)の退官記念講演
「司法改革の歴史」(40年間の裁判官生活を振り返って)
第2部  佐藤岩夫教授(東京大学社研)の講演
仮題「今改めて裁判官の独立を考える」
懇親会  下澤判事の送別会を兼ねて
同日5時半から,同ホテルにて(希望者のみ)
ファンクラブ,一般の方のご来場を歓迎します。
なお,翌日は,午前9時から,同ホテルで日本裁判官ネットワークの総会を予定しています。会員,サポーターの皆様よろしく。


ビデオ「評議」上映会
 6月17日,日本裁判官ネットワーク主催によるビデオ「評議」(最高裁が裁判員制度の広報用に制作したもの)の上映会が大阪で開かれた。意見交換会では,ビデオ内容については有益であったとの好意的な意見が多かった。評議について,裁判官がリードしすぎないように発言の順序を定めるなど評議のためのルール作りが必要ではないか,1回の評議ではなかなか難しく何回も重ねることが大切だなど,素人の裁判員の意見が出しやすい方法などについて市民から注文が出された。裁判員の1人が評議室のポットのお湯とティーバッグでセルフサービスでお茶を入れるシーンがあったが,裁判員にせめてお茶くらいサービスがあってもいいのではないか,コーヒーくらいあってもいいのではないか,などと意表をついた意見も出された。竹内判事が早速どどいつに。
「評議」終わって 失礼します お茶も飲ませて もらわずに
裁判員制度ビデオ上映会
 日本裁判官ネットワークでは,最高裁が裁判員制度の広報のために制作したドラマ「評議」のビデオを鑑賞し,引き続き裁判員裁判を巡って市民の皆さんと裁判官との意見交換の会を行います。ご希望の方はご来場下さい。
 日時  6月17日(土)午後1時30分から
 場所  大阪YMCA会館(TEL・06−6441−0893)
     (地下鉄・四ツ橋線「肥後橋」下車3号出口から西へ徒歩7分,定員約60人)
 内容  ビデオ「評議」
     (中村俊介,大河内菜々子,榎本孝明等出演,約1時間)
     意見交換会 
     終了後に懇親会を予定(希望者のみ)
2月例会「西川教授を囲んで」
 日本裁判官ネットワークの2月例会は,2月25日(土)大阪で西川伸一教授(明治大学)をお招きして,御著書「日本司法の逆説」をテーマに教授からの報告と参加者間の意見交換の会でした。ヒエラルヒー的組織や人事のあり方などからくる裁判官の意識の問題が話題の中心となりました。裁判官の「優秀さ」とは何か,その「優秀さ」を人事当局者が狭い尺度で決めて人事配置をしていないかとの市民からの疑問の声,また,長年裁判に携わる中で,人の生活に大きくかかわることを畏れる感覚を失い,事務的になって,いわば「権力のアカ」が身に付いてきているを怖いと思うとしみじみ語ったベテラン裁判官の意見などが印象的でした。司法制度改革は,裁判官人事についても改革の方向を打ち出しており,過去のような「不合理な差別的人事」は影を潜めつつあり,まだまだ改善の課題は多いけれども,明るい展望が見えるとの裁判官の声も聞かれました。
裁判員裁判の映画上映会の企画
 日本裁判官ネットワークでは,6月に裁判員制度の映画を鑑賞し,引き続き裁判員裁判を巡って市民の皆さんと裁判官との意見交換の会を予定しています。詳しいことは,本ホームページ6月号でご確認下さい。
 日時  6月17日(土)午後1時から
 場所  大阪YMCA会館(地下鉄・四ツ橋線「肥後橋」下車)
 懇親会 終了後に予定,希望者のみ
どどいつ集がブログに
 竹内浩史裁判官の「弁護士任官どどいつ集」が、ブログになりました。
今回更新の「コーヒーブレイク」内「弁護士任官どどいつ(12)」の冒頭をご覧下さい。
アドレスは次のとおりです。
http://blog.goo.ne.jp/gootest32
日本裁判官ネットワーク2月例会のご案内
 日時  2月25日(土)午後1時30分から5時ころまで
 場所  サニーストンホテル
    (大阪,地下鉄御堂筋線・江坂駅前,06−386−0001)
 テーマ 西川伸一教授(「日本司法の逆説」五月書房の著者)を囲んで
 懇親会 終了後,同会場で懇親パーティを予定(希望者のみ)

 西川教授の「日本司法の逆説」は,最高裁の司法行政についての全般的な辛口批判で貫かれています。これには,ここ数年の司法改革の流れ,その中での最高裁の「自己変革」に対し,正しい評価となっているか,議論のあるところではないかと思います。この機会に改めて,司法改革が進む中で,最高裁の司法行政が改革前進した点,なお改革が期待される点などトータルな評価につき,意見交換をする意味は大きいのではないかと考えます。ちなみに,西川教授は上記著書で,「日本裁判官ネットワークが突破口となって,日本の裁判所が内向きではなく,市民に開かれた顧客志向の存在に変わっていくことを願わずにはいられない」(24頁)と,期待して下さっています。会員,サポーター,ファンクラブに限らず,一般の方も参加自由です。
連続講座盛況
 大阪市大文化交流センターと日本裁判官ネットワーク共催の連続講座「裁判員裁判の具体像に迫る」が,大阪で11月9日から25日まで4回にわたりネット会員4名がそれぞれ講師となって開催されました。地味なテーマながら,どの回も事前に予約した百数十人の受講者が会場一杯を埋め,講師の話に熱心に耳を傾けるとともに,質問コーナーでは講師に対する鋭い質問も沢山出て,熱のこもった時間となりました。裁判員裁判に対する市民の関心の高さを示しています。
シンポジウム開催
 11月26日(土)午後1時から東京・主婦会館プラザエフにてシンポジウムを開催し、約50名の参加がありました。第1部は、パネルディスカッション「裁判官報酬問題を考える」。パネラーの飯室勝彦論説委員、馬場健一教授、本多久美子弁護士、浅見宣義裁判官が、中村元弥弁護士の司会のもと、白熱した議論を繰り広げました。第2部は、弁護士任官者の報告・座談会「弁護士任官者の増えることを願って」。弁護士から裁判官になったメンバー3人が報告した後、弁護士任官を志している公設事務所の弁護士も加わった座談会に移りました。詳細や参加者の感想は後日掲載します。
定例総会
 11月27日(日)東京で日本裁判官ネットワークの定例総会が開かれました。メンバー裁判官の外,サポーターも参加して熱心な討議。今後とも,司法を巡る時機に適ったテーマを設定し,会員やサポーターはもちろん,ファンクラブ員や一般参加者にとっても有意義で興味深くまた楽しい企画を例会として定期的に開催することを確認しました。いくつかの企画案を検討し,さらに,ホームページの充実や会員の拡大などについても意見の交換をしました。
モニター募集
 本ホームページに関しての読者モニターを募集します。このHPは2か月に1回更新していますが,できれば更新毎に,新しい記事についての感想,編集についての提言,希望などを寄せていただくボランティアです。このHPの「ご意見,ご感想」の欄から応募してください。任期は1年の予定です。ファンクラブ,サポーター以外の方でも,もちろん大歓迎です。
緊急アピール
 日本裁判官ネットワークでは,人事院勧告の「一般職の職員の給与等についての報告及び給与の勧告」に関連する裁判官の報酬引き下げ問題に関して,8月30日に緊急アピール(意見書)を最高裁裁判官会議宛に提出しました(当HPに臨時掲載。8月31日朝日新聞はこの提出を記事にしています)。意見書では,大都市と地方都市との間で裁判官報酬に格差を設けることの問題点等に触れ,これらの慎重な検討のために,有識者,民間人を含めた研究会を最高裁に設置することなどを提言しています。このアピールは裁判官ネットワーク会員の全員一致の意見によるものです。オピニオン欄に掲載しています。
11月企画のご案内
 日本裁判官ネットワークでは,次の企画を準備しています。
 日 時  11月26日(土)午後1時から5時まで
       (翌日は,日本裁判官ネットワークの定例総会)

 会 場  主婦会館プラザエフ(東京・四ッ谷駅すぐ)(地図参照)
       電話03−3265−8111

 内 容  第1部シンポジウム「裁判官報酬問題について考える」 
       パネラーは,市民の声を代弁する論者と会員裁判官
       第2部「弁護士任官者の報告と座談会」 
       ― 弁護士任官者の増えることを願って ―

 懇親会 同26日(土)午後5時から7時ころまで 同主婦会館にて
      (希望者のみ)

ファンクラブ,法曹関係者に限らず,一般の皆さまのご来場を歓迎しますが,会場の定員(60名)の都合上,初めて参加する一般の方は、念のため、このHP「ご意見,ご感想」コーナーからお知らせいただけると幸いです。詳細の問い合わせも,このコーナーを利用してください。
9月例会について
 今回は,留学経験裁判官による「アメリカの陪審裁判を見聞して」の報告を中心とした例会。会場は,市民の方々を含め予定していた人数を遙かに超える40名近い参加者の熱気が溢れていました。報告では,陪審裁判の実際と「正しい事実認定は存在しない」という陪審制度の根底にある考え方,すなわち,事実認定の基礎になる経験則は,人種,教育,環境,年齢などによりそれぞれ異なるという見方などが紹介され,わが国の裁判員制度を考える上でも興味深いものでした。議論は,当然,裁判員制度への期待に移っていきましたが,市民と職業裁判官との間で果たして対等な議論ができるだろうかとの疑念に対し,法律問題を議論するわけではなく,あの証言は信用できるかどうかなど事実認定を議論するのだから対等にできるはずだ,色々な問題点,限界はあろうけれども,よい制度に作り上げていくという前向きな姿勢で臨むべきではないかなどの市民側の意見が印象的でした。
市民講座のご案内
 恒例の日本裁判官ネットワーク会員による市民講座(大阪市立大学文化交流センターとの共催)を次のとおり開催します。

 会場は大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)
 いずれも午後6時30分から

参加ご希望の方は大阪市立大学文化交流センター
(06−6344−5425,http://www.ado.osaka-cu.ac.jp/BUNKO/)にお申し込み下さい。
なお詳細は大阪市の広報「大阪市政だより」にも掲載予定です。

全体テーマ 「裁判員裁判の具体像に迫る」

11月 9日(水)  「今なぜ裁判員制度か−裁判員制度の必要性−」
11月15日(火)  「評議について,裁判官と市民との間に評議は成立するか」
11月22日(火)  「裁判員制度で裁判はどう変わるか−アメリカの陪審裁判の実態を踏まえて−」
11月25日(金)  「裁判員はどのようにして選ばれるのか」
「マッケナ判事を囲んで」の例会
 6月26日(日)午後,大阪で,来日中のハワイ州のマッケナ判事を囲んでの懇談会を催しました。サポーターやファンクラブの人達を交えて約30名の参加者が親しく同判事からお話を聞くことができました。同判事は,気さくなお人柄ながら,大変熱心にお話していたきだました。裁判官の評価制度について,訴訟を利用する弁護士などの利用者の評価が重要な役割を果たしていること,陪審裁判について,陪審員の中には,選ばれたため仕方なく(なかには嫌々)その職を果たす人もいるが,一仕事を終えた後は「素晴らしい経験をした」と感激する人が大部分であるとのこと,ハワイ州でも,女性裁判官に対して,たとえば,少し強い調子で当事者を説得すると,「女のくせに」と陰口を言われることがあり,ジェンダーバイアスもまだ相当根強いことなどのお話が印象的でした。夕方からの懇親パーティーでは,同判事から「私もファンクラブに加入したい」と言っていただいたことに,みんな大喜び。
「裁判員裁判に向けて」のコーナー新設
 本ホームページに,新たに「裁判員裁判に向けて」のコーナーを設けました。その中には,読者からの意見をそのまま掲載するページ,「質問,疑問」を寄せていただき,それに対して会員裁判官やサポーターが考えるところを「回答」するページ等を設けています。
 裁判員制度は,市民の参加する裁判です。その成功のために,市民との対話を一層広め深める必要があると考えています。
モニター募集
 本ホームページに関しての読者モニターを募集します。このHPは2か月に1回更新していますが,できれば更新毎に,新しい記事についての感想,編集についての提言,希望などを寄せていただくボランティアです。このHPの「ご意見,ご感想」の欄から応募してください。任期は1年の予定です。ファンクラブ,サポーター以外の方でも,もちろん大歓迎です。
企画について
 来日されるマッケナ・ハワイ州判事を囲んで,ハワイ州の裁判,特に陪審裁判の様子,裁判官制度,裁判官の生活などを語ってもらい,懇談する会を企画しました。同判事は日本語が堪能です。

 「マッケナ・ハワイ州判事を囲んで」

 日時    6月26日(日)午後1時30分から5時ころまで
        5時30分から懇親会(同会場)

 場所     大阪・弥生会館
        (大阪駅から北側徒歩3分,電話06−6373−1841)

サポーター,ファンクラブの方もどうぞ。なお,一般の方は,会場の定員の都合上,本サイトのご意見欄からメールで参加を申し込んでください。
企画は終了いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。

「裁判所の歴史を振り返る」座談会
 2月27日,大阪で「日本の裁判所 司法行政の歴史的研究(晃洋書房,2004年)」を執筆された萩屋昌志教授(龍谷大学)を招いて「裁判所の歴史を振り返る」と題する座談会が開催されました。同教授のお話しの後,サポーター,ファンクラブ員を含めた各参加者が「公正らしさ論」「Y裁判官論」などの問題意識を披露しあい,さらに「裁判の統一性,等質性」などを巡って熱い議論が展開されました。(参加されたファンクラブの一会員からの感想を「Su&Faからの声」に掲載しています。)

井垣康弘裁判官退官
 日本裁判官ネットワークの会員である井垣康弘判事が平成17年1月定年退官されました。昨年12月に同じく定年退官された北澤貞男判事に続いてのご退官は,当ネットワークにとって痛手です。井垣さんは,定年間近に喉頭ガンが発見され,手術をされて声帯を失うという大きな試練に遭われながら,退院後も定年の日まで少年審判の仕事に熱心に取り組まれました。その闘病と復帰の様子が「筑紫哲也NEWS23」の中で「声を失った裁判官〜少年判事の職場復帰」と題して放映され,大きな感動を呼びました。同氏の少年審判に対する情熱と新機軸を打ち出そうとした試みは各方面に大きな刺激を与えています。今後は,弁護士の立場から少年事件等に取り組まれると聞いています。一層のご活躍を祈ります。(T.I記)

企画のお知らせ
 日本裁判官ネットワークでは,来日されるハワイ州のサブリナ・ マッケナー判事(日本語が堪能)をお招きして懇談会を計画しています。

  日時 平成17年6月26日(日)の午後
  場所 於・大阪(会場未定)

 同判事から,ハワイ州における裁判の様子,裁判官の人事評価のあり方,裁判官制度等についてお話しいただき,我が国の制度のあり方を考えてみたいと思います。サポーター,ファンクラブに限らず,関心のある方はどなたでも参加できます。

当HP制作担当・イシダさん結婚!!
 昨年6月にリニューアルした当HPの制作を担当しているデザイナーのイシダタツロウさんが2月27日めでたく結婚されました。おめでとうございます。今後ともよろしくご協力ください。

(ひとこと)
 リニューアル以来、このサイトを担当させていただいて、社会が司法にも変化を求めていると感じていました。自分が結婚したことで、今まで以上に日々の暮らしと社会のかかわりを考えるようになりました。若輩ものですが、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いします。

Studio 1+1 / One term One
TEL & FAX / 06-6444-0276
イシダタツロウ
550-0004
大阪市西区靭本町1-13-13
カワコシビル3F

資料
裁判員模擬裁判・京都恋敵殺人未遂事件(創作裁判劇)
日時 平成16年11月27日
場所 立命館大学陪審法廷
主催 日本裁判官ネットワーク
協力 Jネットファンクラブその他
 
・起訴状
・合意書面(事件経過の争いのない部分)
・検察官冒頭陳述
・弁護人冒頭陳述
・証人尋問調書
・被告人質問調書

日本裁判官ネットワーク新春企画
 昨年,下記の編著書を上梓された萩屋昌志先生(龍谷大学教授)をお招きして新春座談会を企画しました。萩屋先生の著書は大変興味深いものですが,同編著書を題材に先生も日本裁判官ネットワークメンバーほか多数の裁判官との議論を望んでおられます。メンバー,サポーターに限らず,お知り合いの方もお誘い合わせの上,ふるってご参加下さい(記録等はとりませんのでのでお気軽においで下さい。)

座談会 裁判所の歴史を振り返る  「日本の裁判所 司法行政の歴史的研究(晃洋書房,2004年)」を執筆された萩屋昌志先生をお招きして

日時  平成17年2月27日(日)午後3時〜6時
場所  大阪・江坂サニーストーンホテル
    地下鉄御堂筋線・北大阪急行
    江坂駅 7号出口すぐ,徒歩1分
    TEL 06−6386−0001
懇親会 同日午後6時から

新春企画は終了いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。

「京都恋敵殺人未遂事件」
 11月27日(土)京都・立命館大学の陪審法廷で,ネットワーク創作による裁判員劇「京都恋敵殺人未遂事件(果たして彼女は主犯なのか)」(模擬裁判)が催された。傍聴席を埋めた約70名の参加者の中から,裁判員候補者を抽選で選び,その中からさらに裁判員6名を選ぶ選定手続もかなり丁寧に行われ,会場の興味を引いた。劇は,男女の愛憎から発展した殺人未遂事件だったが,被告人(女性)は,罪の成立(共謀共同正犯)を争わず,情状を争点として,自らの従属的立場を訴える内容だった。被告人役のファンクラブ会員,実行行為をした共犯者役(男性)のネット会員の熱演もあり,多いに盛り上がりを見せた。劇が終了後の,裁判官役のネット会員3名と裁判員6名による評議も,傍聴席の参加者が最後まで熱心に見守る中,量刑を中心に時間をかけて丁寧に行われた。台本の不十分さやリハーサル不足の点はあったが,終了後の会場参加者を交えての打ち上げパーティでは,概ね好評で,会員もほっとし,酌み交わすビールがうまかった様子(「皆様からのメール」欄に,早速に寄せて頂いた参加者から感想を掲載しております。)

日本裁判官ネットワーク会員による市民講座
講座名 改革の中の裁判
日時 平成16年11月29日から12月6日まで合計6回
いずれも午後6時30分から8時ころまで

会場 大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)
大阪市北区梅田1−2−2−6
電話 06−6344−5425

第1回
11月29日(月) 安原浩(広島高等裁判所岡山支部判事)
主題 裁判員制度について その1
副題 裁判員制度は誰のために

 5年後に実施予定の裁判員制度は画期的な新制度といわれています。どこがどのように画期的かについて,そのアウトラインをわかりやすく説明するとともに,なぜ今裁判員制度なのか,何のためのあるいは誰のための改革なのかという疑問にもお答えします。


第2回
11月30日(火) 森野俊彦(京都家庭裁判所判事)
主題 真価が問われる家庭裁判所
副題 離婚と子供を巡る紛争を中心として

 これまで地裁で審理されていた離婚訴訟等が家裁に移管されました。家庭内の紛争は、最初から最後まで家裁が面倒を見ることになったのです。近年では、離婚もさることながら、子供の親権者、養育料、面接交渉を巡る争いが増加、かつ深刻化しています。そのような事態に直面したときにどう対処すればよいか。最近の実情を紹介しながら、皆さんとともに考えたいと思っています。 


第3回
12月1日(水) 島川勝(大阪市立大学大学院法学研究科教授,元裁判官)
主題 民事裁判について 第1話
副題 いかに事実を認定するか

 民事裁判は「嘘のつきあい」、といわれることもありますが、何故そのようなことになるのか、裁判官は、どのようにして事実を認定するのかについて身近な事例を挙げて説明します。また、司法改革の中で、専門委員制度が設けられましたが、その役割についても触れます。


第4回
12月2日(木) 岡文夫(奈良地方裁判所葛城支部判事)
主題 民事裁判について 第2話
副題 破産は保険です

 破産すると非難されることが多いですが、破産には、経済の矛盾を和らげる保険の機能も持っています。また、破産に似ていながら、非難を受けにくい民事再生という手続もあります。破産の意味について考えてみませんか。


第5回
12月3日(金) 下澤悦夫(岐阜家庭裁判所判事)
主題 少年審判の話
副題 少年非行の現状を報告し,これに対する家裁の取組みを考える。

 今家庭の状況は昔と全く変質している。それが子どもたちにさまざまな重荷を負わせ,児童虐待や少年非行の低年齢化など深刻な問題を引き起こしている。これらの問題に取り組む家庭裁判所のあるべき姿を皆さんと考えたい。


第6回
12月6日(月) 伊東武是(神戸地方裁判所姫路支部判事)
主題 裁判員制度について その2
副題 有罪無罪をどう判断するか

 裁判員は合議体の一員となって,有罪無罪を判断し,有罪の場合は懲役何年にするかを決めます。自分にはとてもできない,そんなことはありません。判断の方法を分かりやすく説明します。

裁判員制度による模擬裁判
日時 平成16年11月27日(土)午後1時から5時ころまで
場所 立命館大学(京都市北区等持院北町) 末川陪審法廷


内容 量刑判断が中心となる事案の脚本を検討中

裁判員6名は会場から選出予定
出演は日本裁判官ネットワークの裁判官など
会場で裁判員と裁判官による合議をし,「被告人」の量刑を決めます。
裁判員制度に関心と期待を持って戴けたらと考えます。

模擬裁判は終了いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。

裁判員制度による模擬裁判を企画中。
 11月27日(土)午後,裁判官ネットワーク主催の裁判員制度による模擬裁判を企画中。事実認定に争いがなくて量刑問題が中心となり,それに少年問題がからむ事件を検討しています。会場交渉中。
 また,11月から12月にかけて,ネットワーク所属裁判官による第2回目となる連続市民講座(6回位)も企画中。於大阪。裁判員制度のほか民事,家事,少年の講座となる予定。
 両企画の詳細は次回10月1日の更新時に。乞ご期待。

大阪でファンクラブとの交流会
 昨年11月の福岡に続き,5月29日(土)に大阪で久しぶりにファンクラブとの交流会を催しました。約20名のファンクラブの人達と関西を中心とするメンバー裁判官とが,「裁判員制度」を巡って座談会をした後,懇親会に移り,有意義かつ楽しい半日を過ごしました。

ブックマーク(お気に入り)変更のお願い
 日本裁判官ネットワークのリニューアルに伴ない、
ホームページアドレスをhttp://www.j-j-n.com/に統合しました。
 ブックマークが旧アドレス(http://www.dab.hi-ho.ne.jp/judge-net/)の場合は、上記アドレスに変更を宜しくお願い致します。
日本裁判官ネットワーク