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2月号 |
今月は、過去に比べて少し開催が遅くなりましたが、日本裁判官ネットワークのシンポジウムを行います。題して「民事紛争解決の新しい試みに向けて」。このニュースの最後に案内がありますが、話題満載です。裁判員裁判で刑事裁判が様変わりしましたが、今度は民事裁判かもしれません。その民事裁判のあり方、さらには、民事紛争解決方式を一緒に考えましょう。特に、裁判官、弁護士、学者の方々、是非ご参加下さい。
今月の原稿では、ある簡裁判事さんの投稿「ある和解」が感動ものです。忘れがちになる裁判官としての大事なハートを思い出させてくれるようです。いつまでもこの簡裁判事さんのような姿勢を持ち続けたいものです。皆さんも是非ご感動下さい。 |
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2月号の新記事 |
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シンポジウムのご案内 |
民事紛争解決の新しい試みに向けて
民事訴訟のありかたをもう一度再考したい!
軽快な労働審判的な手続とその運用を!
日 時 |
平成23年2月20日(日曜日。土曜日ではありません。) |
場 所 |
「大阪弥生会館」 06-6373-1841
JR大阪駅北のヨドバシカメラの北,JRA(場外馬券売場)の北西30m |
【シンポ】 |
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1 |
第1部(総論)午後1時から3時ころまで
・元大阪高裁裁判長が,新民訴の争点整理と集中審理方式が形骸化し,旧民訴時代のような書面交換だけの3分間弁論準備手続になってしまっているのではないかと議論される現状とその原因を分析します。
・大阪弁護士会中本和洋氏が,日弁連において議論している民事司法の現状分析と改革の課題「市民にとって,より利用しやすく,分かりやすく,頼りがいのある民事司法」を示します(自由と正義2011年1月号Vol.62p17)。 |
2 |
第2部(各論)午後3時から5時ころまで
・当ネットワークのメンバー神戸地裁伊丹支部長浅見宣義が,労働審判のエキスを通常民事訴訟に取り入れた「L方式」の試験的運用(判例時報2011年1月21日号)を報告します。
・元簡裁判事が,弁護士に避けられて激減している民事調停の現状と労働審判のエキスを取り入れ,弁護士も積極的に使いたくなるような民事調停への改革の試みを紹介します。
(第2次司法改革の提言) |
【パーティ】 |
午後6時から2時間ほど(会費制です) |
問合せ先:京都簡裁・小林克美(090-6061-0830,JA9AEV@k.vodafone.ne.jp)
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12月号 |
師走の月となりました。ブログ上で毎年行っている「司法10大ニュース」の読者の意見募集があります。今年を振り返って,是非ご意見を下さい。
また,今年は,弁護士が殺害されたり,最高裁判事が現職のまま亡くなるなど,法律家の死が波紋を呼ぶことが多かったようです。このため,オピニオンやSu&Fa からの声などのコーナーで、追悼文等を取り上げています。併せて,前号で投稿していただいた麻田さんが,故井上治典先生の思い出を綴ってくれました。
その他,裁判員裁判で注目されだした刑罰の執行について,刑事裁判についてのコーナーでいくつか取り上げています。 |
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12月号の新記事 |
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10月号 |
当ネットのHPには,「皆様からのメール」コーナーがあります。今月号では,ここ1年余りの投稿メールをまとめて掲載させていただきました。足利事件,労働審判,映画日独裁判官物語,取調べの可視化,単独親権・共同親権,令状実務など話題豊富です。今後も皆様からの投稿メールをよろしくお願いします。 |
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10月号の新記事 |
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8月号 |
北海道で,裁判所,検察庁の支部問題を取り上げるシンポジウムが開かれました。支部問題は,地域住民の利便性と裁判所・検察庁の効率性,人的資源の適正配分が絡む難しい問題ですが,これに切り込んだ上記シンポジウムの報告が今月号にあります。
この問題に,ご意見,ご感想があれば,是非お寄せください。特に,支部経験の裁判官,検察官のほか,支部周辺における開業弁護士および行政機関等の方々で,ご寄稿をお願いできる方は,ぜひご連絡ください。 |
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8月号の新記事 |
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7月号 東大五月祭参加特集号
〜裁判員経験者の生の声を聴くことができました。 |
裁判員裁判も本年5月で実施後1年を迎え,マスコミでは,特集なども花盛りでした。東京大学の春の学園祭「5月祭」でも,ゼミ有志主催で,「日本の裁判制度のこれから」と題する企画(http://www.a103.net/may/83/visitor/show.php?id=421)が行われ,裁判員経験者3人と共に,当裁判官ネットワークのメンバー・サポーターが招かれました。メンバー・サポーターは,裁判員裁判の実施状況や裁判官の受け止め方を紹介したのですが,何と言っても,裁判員経験者3人のお話が,とても心に残るもので,裁判員裁判が実施されることにより,日本の刑事裁判がどのように変わり,今後どのように変わっていくのか,また裁判員を経験した人たちが増えることによって,刑事裁判や裁判所,裁判官に対する見方がどう変わっていくのか,被告人,被害者と地域の関係はどうなっていくのかなど,いろいろ考えさせられました。聴いておられた弁護士の方には,「裁判員裁判の意義を確信しました」と述べておられた方もおられました。今回は,上記企画に参加した報告や感想の特集号です。
この特集号を編集していて,裁判員裁判を準備してこられた裁判官をはじめとした法曹三者や裁判所職員等の方々には,心から敬意を表したい気持ちになりました。それと共に,早くから模擬裁判などを通じて,裁判員裁判の円滑な運用を願ってきた当ネットワークの歩みにも,自信をもった次第です。
この特集号のテーマとなった裁判員裁判に,ご意見,ご感想があれば,是非お寄せください。 |
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7月号の新記事 |
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4月号 |
昨年の10周年企画を経て,当裁判官ネットワークも第2期に入ったと思われます。それに合わせて,トップページの「ご挨拶」を改訂しました。
「公訴時効の廃止または期間の延長の問題について」は,刑事事件の起訴における時効廃止等について,現在「刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案」となり,3月12日に国会に提出され,審議中の問題に関する論稿です。被害者側からの御意見には,十分理解を示しつつ,公訴時効廃止について,裁判官側からの危惧を載せたものです。トピックな問題についてのものですから,是非ご一読下さい。
「弁護士職務経験者との懇談会」は,裁判官・検察官制度の改革として実施されている弁護士職務経験制度経験者の声を紹介したものです。地味かもしれませんが,この制度が,長い目で見て効果を発揮するであろうことがわかります。司法改革に疑問を持つ人には,こうした制度も平成司法改革で導入されたことも忘れないで欲しいものです。
「父かとぞ思う母かとぞ思ふ」は家事事件について,「多田元さん」は少年事件についてのエッセイです。刑事・民事の事件に比べると,取り上げられる機会の少ない分野ですが,市民生活には大事な事件です。。
今回は,市民の方からのご投稿も掲載方向で検討しましたが,適いませんでした。お許し下さい。 |
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4月号の新記事 |
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2月号 |
裁判所時報の1月1日号に,恒例の最高裁長官による「新年のことば」が掲載されていましたが,その中で,昨年の政権交代が触れられていて,少し驚きました。ただ,その趣旨としては,新しい政権の下で,新たな社会システムの構築に向けての努力が続けられており,司法は,社会的条件の変化に伴って生じる様々な法的問題に,適切に対応しなければならないというもので,もっともなものです。昨年の政権交代に限らず,最近の世の中の激変は目を見張るものがありますので,司法に関してではありますが,ブログ上で行っている10大ニュースをまとめて掲載してみました。こうした時代に,激変を静かに追ってみることで,何かお役に立てることがあればという趣旨です。形式が一律ではない点は,ご容赦下さい。
ロースークールの現状については,読者の方の関心が高いですから,今月号でも一文を掲載しています。裁判長の誘導は,裁判員裁判に関してのものです。
なお,読者の方から,調停委員選考手続について,貴重な投稿をいただきました。Jネットとの対話を,「調停委員選考手続等に関する読者とのメール交換」として掲載しています。 |
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2月号の新記事 |
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12月号(10周年記念企画特集号) |
本年11月21日,東京渋谷・道玄坂「フォーラム8」で日本裁判官ネットワーク創立10周年記念企画が行われました。江田五月参議院議長(元裁判官)や木佐茂男九州大学大学院法学研究院教授からお祝いのメッセージをいただいたほか,多くの方にご来場いただきました。鳥越俊太郎さんの講演や,ネットの10年を振り返り,かつ今後のために第二次司法改革の提案をする企画など盛りだくさんであり,盛況の内に終えることができました。心から御礼申し上げます。
今月号は,特集号として,上記記念企画のエッセンスや参加者の御感想・御意見などを掲載しました。力のこもったものが多いと思います。
その他,法科大学院,捜査用語,ETV特集等についての投稿の他,いつもの肩の力を抜いた楽しい投稿も満載です。ご意見,ご感想もどしどしお寄せ下さい。今後の参考にさせていただきます。 |
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12月号の新記事 |
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10月号 |
9月には,新司法試験の合格発表がありました。合格者減でマスコミにおいて,波紋を広げました。オピニオンで取り上げています。
11月には,いよいよ当ネット10周年の行事があります。テレビでおなじみの鳥越俊太郎さんにも講演していただけます。会員,サポーター,ファンクラブの皆さんをはじめ一般の方々(予約不要です。)の参加をお待ちしております。案内が下記にあります。 |
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10月号の新記事 |
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日本裁判官ネットワーク創立10周年記念企画のご案内
〜鳥越俊太郎さん来たる |
日本裁判官ネットワークは平成11年9月に発足し,今年10年目を迎えました。
これを記念した講演とシンポを企画しております。まだ内容未定の部分がありますが,予告のためにご案内します。
どなたでも参加できます。
パーティ参加は有料です。
日 時 |
平成21年11月21日(土曜日)13時から19時ころまで |
場 所 |
東京渋谷・道玄坂「フォーラム8」(TEL03-3780-0008) |
企 画 |
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I |
13時から15時まで(514号会議室140名)
鳥越俊太郎さんの講演(演題は未定) |
II |
15時から17時まで(514号会議室140名)
メンバー,サポーター,ファンクラブによるシンポ
「J−NETのこれまでの10年/これからの10年」
(第2次司法改革の提言) |
III |
17時から19時ころまで(8階クイーンズ)
パーティ |
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8月号 今回も読み応えがあります |
「自白偏重からの脱却(裁判員裁判に期待する)」は,メンバーだった伊東さんの退官記念講演録(抄)です。
当ネットの6月例会では,裁判員裁判発足を祝して,韓国の国民参与裁判制度を取り上げると共に,伊東さんの退官記念講演会を催しました。講演録には,長年の刑事裁判経験者からみた裁判員裁判への熱い期待が込められています。是非ご一読下さい(過去のオピニオン中にも,「<シリーズ>自白と刑事司法について考える」(〜2005年)があります。)。
「長沼事件平賀書簡−35年目の証言」は,話題の本の紹介です。社会の教科書にも出てくる長沼事件に関して起こった平賀書簡事件について,関係されたサポーターの守屋元裁判官が,「福島さんから、平賀書簡を打ち明けられた時には、頭から水をかぶせられたような感じがした。所長からの裁判干渉を正面から取り上げることが、自分の裁判官としての未来にどんな影響が及ぶかという不安も浮かんできて、「ウヘー」という気になり、一瞬いろいろな思いが胸をよぎった」(紹介文から)と書かれています。紹介された本がきっと読みたくなりますよ。
その他,刑事裁判,労働審判等についての投稿の他,いつもの肩の力を抜いた楽しい投稿も満載です。きっと読み応えがあります。ご意見,ご感想もどしどしお寄せ下さい。今後の参考にさせていただきます。 |
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8月号の新記事 |
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6月号 裁判員制度特集 |
5月21日,裁判員制度がスタートしました。裁判員制度は,今回の司法改革における最大の改革内容といってよいでしょう。今回は,裁判員制度特集号として,同制度に関係する原稿を数多く掲載します。もちろん,他の原稿もあります。 |
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6月号の新記事 |
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6月例会のお知らせ |
日本裁判官ネットワークでは,平成21年6月6日,大阪にて,以下の例会を予定しております。会員,サポーター,ファンクラブの皆さんはじめ一般の方々の参加をお待ちしております。
日 時 |
2009年6月6日(土)午後2時30分から6時30分まで |
場 所 |
大阪弥生会館
大阪市北区芝田2−4−53
TEL 06−6373−1841
(JR大阪駅北・ヨドバシカメラ裏側,駅から徒歩5分)
地図 http://www.bestrsv.com/hotel/2005090185/access.html |
内容1 |
退職裁判官による講演 講師:伊東武是元神戸家庭裁判所判事(5月退官)
「裁判員裁判に期待する(仮題)」 |
内容2 |
韓国の国民参与裁判制度について 講師:李東熹 韓国国立警察大学教授
講演とデスカッション
講師の教授には,日本より1年半早く陪審制を施行した
韓国の事情をお話しいただけます。しかも日本語で。ご期待下さい。 |
懇親会 |
同日午後7時ころから,同会館宴会場にて約2時間(希望者のみ,立食パーティ) |
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4月号の新記事 |
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6月例会のお知らせ |
日本裁判官ネットワークでは,平成21年6月6日,大阪にて,以下の例会を予定しております。会員,サポーター,ファンクラブの皆さんはじめ一般の方々の参加をお待ちしております。
日 時 |
2009年6月6日(土)午後2時30分から6時30分まで |
場 所 |
大阪弥生会館
大阪市北区芝田2−4−53
TEL 06−6373−1841
(JR大阪駅北・ヨドバシカメラ裏側,駅から徒歩5分)
地図 http://www.bestrsv.com/hotel/2005090185/access.html |
内容1 |
韓国の国民参与裁判制度について
講演とデスカッション |
内容2 |
退職裁判官による講演
「裁判員裁判に期待する(仮題)」 |
懇親会 |
同日午後7時ころから,同会館宴会場にて約2時間(希望者のみ,立食パーティ) |
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2月号の新記事 |
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1月例会の報告 |
1月31日(土),名古屋で日本裁判官ネットワークの例会が開かれました。会員裁判官の退官を惜しむ地元の弁護士25人を含む総勢61名が参加し,盛況でした。東海テレビを始めマスコミ数社の取材もありました。
(1)昨年11月に退官した元メンバー・丹羽日出夫(元名古屋家裁部総括判事)による「裁判官生活38年余」と題する講演。
裁判官に必要な資質は智恵(考える力)であること,裁判官よりも弁護士と検事が有能でなければならないこと,裁判官としては,当事者の人権をおそろかにしていないかということを最も恐れるべきであり,素直に,厳密に法律を適用してきたこと,その結果として,管理売春事件,有印私文書偽造事件,公職選挙法事件(法定外文書配布禁止規定の違憲判断)など多数の無罪判決を下したことなど,長い裁判官生活を軽妙でユーモアに満ちた語り口で話され,満場の会場から笑いが溢れました。
(2)東海テレビ製作のドキュメンタリ−番組「裁判長のお弁当」のビデオ上映とトーク
ビデオは,ある地裁裁判長の裁判官室での執務の様子等をドキュメントした東海テレビ製作のもので,トークは,同番組のプロデューサー阿武野勝彦さん,ディレクター齊藤潤一さんのお二人が,企画の経緯,取材の苦労,予想外の成果,裏話などについて,掛け合い万歳調で,愉快に語ってくれました。
地元裁判所は消極的だったが,最高裁が積極的で裁判長の密着取材が可能になったこと,取材対象の裁判長は机に座ったきり殆ど動きがなく,黙々と記録と向きあって仕事をするばかりなので,カメラは単調な画面が続き,裁判長が昼と夜(残業に備えて)の二つの弁当を持参して食べるところしか絵になる画面がなく,これを番組名にしたこと,語り手として退官直後の元岐阜家裁判事下澤悦夫さん(元ネットワークメンバー)が取材に協力してくれたので,こちらが主役を奪う形となって裁判所の実情を放映できたこと,只,視聴率は3%に止まったこと,その後,NHKのBSでの2回の再放送などがあり,ギャラクシーを受賞して,多くの人に視て貰えたので,裁判員裁判を控えた裁判所の広報の期待に応えることができたと考えていることなどでした。
今回は,時間が足りず,参加者がフロアーから発言する機会がほとんど取れなかった点は残念でした。次回以降は工夫したいと思います。
次回は,5月か6月に,制度の施行を記念して,裁判員裁判に関するものを中心とした例会を考えています。
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12月号の新記事 |
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1月例会のお知らせ |
日本裁判官ネットワークでは,平成21年1月31日,名古屋にて,丹羽日出夫元名古屋家裁判事の退官を記念して,以下の例会を予定しております。会員,サポーター,ファンクラブの皆さんはじめ一般の方々の参加をお待ちしております。なお,テレビドキュメンタリー「裁判長のお弁当」はギャラクシー大賞を受賞したものです。
日 時 |
2009年1月31日(土)13時から17時まで |
場 所 |
アイリス愛知(旧地方公務員共済会館) 会議室
460-0002 名古屋市中区丸の内2−5−10
Tel:052-223-3751
Fax:052-223-3760
(JR名古屋駅から地下鉄桜通線で2つ目の丸の内駅下車徒歩8分) |
内容1 |
東海テレビ・ドキュメンタリー番組「裁判長のお弁当」上映
講演・同番組の阿武野勝彦プロデューサー及び斉藤潤一ディレクター |
内容2 |
退官記念講演・丹羽日出夫元名古屋家裁判事 |
懇親会 |
同日17時30分から,同会館宴会場にて約2時間(希望者のみ,立食パーティ) |
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10月号の新記事 |
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9月例会が盛況 |
9月27日神戸で日本裁判官ネットワークの9月例会が開催されました。安原浩元会員による刑事裁判官生活40年を振り返ってのお話(要旨はSu&Fa からの声欄に掲載)と浅見宣義裁判官によるアメリカ短期留学報告の二本。どちらも興味深い内容で,60名の会場一杯の参加者に大きな感銘を与えました。懇親会でも,皆さんから安原氏の功績と人柄を称えるメッセージが続き,ファンクラブ会員から安原氏に花束贈呈の一幕もありました。
次回の例会日程は未定ですが,12月号でお知らせできると思います。 |
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8月号の新記事 |
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9月例会のご案内 |
日本裁判官ネットワークの次回例会を以下のとおり開催します。
会員,サポーター,ファンクラブの方々はもちろん,一般の方も,どうぞお気軽にご参加下さい。
日 時 |
平成20年9月27日(土)午後1時から5時ころまで |
場 所 |
ホテル北野プラザ六甲荘(神戸,定員60名)
神戸市中央区北野町1−1−4
JR・阪急・阪神・地下鉄「三宮駅」より北へ徒歩約12分
新幹線・地下鉄「新神戸駅」より南西へ徒歩約12分
徒歩用アクセスマップ
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テーマ |
(1)安原浩氏の講演
「日本の刑事裁判の現状と将来」
〜刑事裁判官生活40年を振り返って〜
(2)会員裁判官による短期留学報告
「アメリカの裁判所」(仮題) |
懇親会 |
希望者のみ 同日午後5時ころから(同会場) |
なお,翌日は,同会場で,日本裁判官ネットワークの定例総会を予定 |
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6月号の新記事 |
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5月例会が開催されました |
5月31日(土),KKRホテル大阪でJネットの例会を開催し,NHK土曜ドラマ「ジャッジ」のディレクタ−「篠原圭」さんをお迎えし,44名の参加を得て大盛会でした。
裁判官を主人公とした前例のない番組を企画・製作した苦労話,現実の裁判手続をドラマ化するための制約と工夫,強力な競合番組がある時間帯に平均視聴率7%をえ,しかも大きな反響があって成功であったこと,その弾みで第2弾を企画中であることなどのお話がありました。
参加者の半数近くは「ジャッジ」を視ておらず,再放送やDVD化の強い希望がありました。番組を視ていた人からは,三沢裁判官の人間味溢れた姿に感動した,いや,かっこよすぎて現実離れしている,裁判官以外職員の役割も見事に描かれて素晴らしかったなど,多くの意見があり,篠原さんの次回企画に参考にして貰えたものと思います。皆さん,「ジャッジ」の再放送とDVD化をNHKのホームページで要望してください。「ジャッジ」が再放送され,第2弾ができることは,裁判員裁判に対する国民の理解を得るのに役立つことだと思われます。
当日会場では,会員の息子さんがデザイン制作した「JJN」の文字と女神テミス像がプリントされたTシャツも販売されました。
次回の例会は,9月27日(土)に大阪で,メンバー安原・丹羽の退官記念講演,メンバー浅見のアメリカ・レポートを予定しています。 |
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4月号の新記事 |
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5月例会のご案内 |
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日本裁判官ネットワークの次回例会を以下のとおり開催します。
会員,サポーター,ファンクラブの方々はもちろん,一般の方も,どうぞお気軽にご参加下さい。
日 時 |
平成20年5月31日(土)午後1時から5時ころまで |
場 所 |
KKRホテルオーサカ(大阪共済会館)
大阪市中央区馬場町2−24
(地下鉄(中央線・谷町線)谷町4丁目駅下車(2番出口)東へ徒歩10分)
電話 06−6941−1122(代表) |
テーマ |
篠原圭氏をお招きして,トークとディスカッション
(同氏はNHK土曜ドラマ「ジャッジ」制作スタッフ) |
懇親会 |
同日午後5時ころから,希望者で懇親会(同会場)
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なお,当初,テーマ(2)として予定していた
アメリカの陪審裁判(会員裁判官による視察報告)
は,都合により次回以降に変更させていただきます。
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12月号の新記事 |
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裁判官ネットワーク12月例会について |
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裁判官の爆笑お言葉集」の著者・長嶺超輝さんをお迎えしての12月例会が,12月1日,岡山で50名近い人の参加を得て,賑やかに行われました。
長嶺さんは,タイトルの由来,出版の裏話等を話され,「泣けました」との読者のお便りが嬉しかったとのこと。今後も,裁判ものの執筆依頼が目白押しのようで,張り切っておられます。
会場との意見交換では,「言い渡しが終わった後,被告人に困ったことがあったら,訪ねておいで」と声をかけた裁判官の話,「裁判官,パチンコ台論(当たりはずれがある)」を展開された地元弁護士の話,模擬裁判に裁判員役として参加された市民の方が,混乱・不安を感じた話など,様々な意見が出て,考えさせられました。参加された周防正行監督も,柔らかい語り口の中にも辛口の裁判官批判をお話しされ,会場をピリッと引き締めて頂きました。
懇親会でも,多くの参加者から昼間語り切れなかった様々なお話が披露され,遅くまで盛り上がりました。
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裁判官ネットワークの総会について |
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例会の翌日,同じ会場で日本裁判官ネットワークの定例総会が開かれました。長嶺超輝さんの他,例会に遠路参加されたファンクラブ2名の方もゲストとして参加され,和やかな会となりました。
議題の中心は,会の活動の充実策でしたが,特に,ブログの活性化については,執筆者が固定することなく,多くの会員が加わる方法などが話し合われ,機関誌については,「ちょっといい話」的なタイトルで,年に1,2回発行し,何らかの形で多数の読者に届けることなどが討議されました。会の発展に向けて,新たな意欲が感じられる総会となりました。 |
10月号の新記事 |
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次回例会は岡山で |
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日本裁判官ネットワークの次回例会を以下のとおり開催します。
会員,サポーター,ファンクラブの方々はもちろん,一般の方も,どうぞお気軽にご参加下さい。
日 時 平成19年12月1日(土)午後2時から5時ころまで
場 所 サンピーチ岡山(岡山県市町村共済)
岡山市駅前町2ー3ー31(JR岡山駅から徒歩5分)
電話 086ー225ー0631
テーマ 長嶺超輝氏をお招きして,トークとディスカッション
(同氏は「裁判官の爆笑お言葉集」(幻冬舎新書)の著者)
懇親会 同日午後5時ころから,希望者で懇親会(同会場)
なお,翌日は,同会場で,ネットワークの総会(会員,サポーター)を予定しています。
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8月号の新記事 |
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6月例会成功 |
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日本裁判官ネットワークの例会「『それでもボクはやってない』を巡って」が6月23日(土)東京学士会館で開催されました。会場一杯の盛況で,取材のために参加された周防正行監督からは,撮影の動機,裁判に対する不安と期待等のお話を聞くことができました。映画による批判を真摯に受け止めつつも反発も感じたとする会員裁判官らの感想意見に対して,痴漢事件に取り組む弁護士・市民らの厳しい裁判批判も多く出され,和やかさ中に緊張感も交じり,充実した意見交換の場となりました。議論は,裁判員制度の在り方に発展し,期待と懸念が熱心に語られました。オピニオン欄に意見交換の様子を紹介します。 |
次回例会のお知らせ |
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日本裁判官ネットワークの次回の例会は,12月1日(土)に岡山市で催す予定にしています。内容や会場などはまだ未定で,次号でご案内できるかと思います。 |
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6月号の新記事 |
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安原氏,所長に |
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日本裁判官ネットワーク会員の安原浩氏(前広島高等裁判所岡山支部長)がこの4月に松山家庭裁判所所長に任命されました。会員初の所長です。司法行政上での活躍が期待されます。 |
6月例会について |
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本企画は終了いたしました。
日本裁判官ネットワークの6月例会を以下のとおり開催します。
日時 平成19年6月23日(土)午後1時から
場所 東京・学士会館本館302号室
(電話03ー3292ー5936)
(地下鉄「神保町」駅A9出口徒歩1分)
内容 映画「それでもボクはやってない」を巡って
(弁護士,市民,裁判官からの感想と参加者全員での議論)
なお周防監督にもご案内をしています。
懇親会 5時頃から同会場で(希望者のみ)
どなたでも参加できますが,会場が定員35名程度となっています。 |
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次回の例会 |
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本企画は終了いたしました。
日本裁判官ネットワークの次回の例会を6月ころに予定しています。刑事裁判を扱った評判の映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)をめぐって議論をしてみては,と企画を練っております。ゲストと折衝中で,まだ日時や詳しい内容は未定です。あっと驚く「大物ゲスト」の飛び入り参加もあるかもしれません。日程や内容が決まり次第,このHPに臨時ニュースで掲載し,また日本裁判官ネットワークブログでも予告するつもりです(4月末くらい?)。ご期待下さい。 |
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1月例会の報告 |
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日本裁判官ネットワークの1月例会「速記官・法廷通訳問題を考える」が1月20日大阪で開催されました。ファンクラブをはじめ一般の方々も多数参加され,会場一杯の40人が熱い報告に耳を傾け,熱心な討議を行いました。速記官問題については,本HPの「Su&Faからの声」欄に詳しい報告が掲載されております。裁判員制度の実施を控えて,速記問題は今一度考えてみる必要があるように思われます。法廷通訳の方々からも,心を通わす通訳の大切さ,誤通訳の危険性,通訳に対する裁判官の理解の足りなさなど,本音もちょっぴり交えながら,熱心かつ面白くお話を聞かせて頂き,会場は多いに沸き上がりました。
なお,次回の例会は,5月頃に東京で開催する予定です。有意義かつ面白い企画をと張り切っています。乞うご期待 |
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日本裁判官ネットワーク1月例会のご案内 |
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日時 |
平成19年1月20日(土)午後1時30分から5時ころまで |
場所 |
大阪・弥生会館 Tel 06−6373−1841
(JR大阪駅北側ヨドバシカメラの北側,駅から徒歩約5分) |
テーマ |
速記官・法廷通訳問題を考える |
懇親会 |
同会場で懇親パーティを予定(希望者のみ)
口頭主義・直接主義を支える法廷速記と法廷通訳の諸問題について,速記官,通訳者そして弁護士から問題提起を受け,ディスカッションの予定です。 |
会員,サポーター,ファンクラブに限らず,一般の方も自由にご参加ください。 |
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ブログ順調なスタート |
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9月末に開設した日本裁判官ネットワークブログも順調に滑り出しております。日々の執筆者はまだ限られていますが,その内に,他の会員やサポーターの投稿も増えていき,幅広い意見が寄せられ,時には論争の火花の散るような展開になればと願っております。
このブログの本文への投稿は,ネットワーク会員とサポーターに限らせて頂いていますが,読者の中で,ぜひ,自分も一言,または,意見に反論したいという方は,コメント欄は開放されていますので,自由にご投稿下さい。
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マッケナ判事,名誉サポーターに |
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ハワイ州のサブリナ・マッケナ判事を名誉サポーターとして日本裁判官ネットワークにお迎えすることになりました。同判事は,知日派の日系アメリカ人で,たびたび日本の法曹界から招かれて講演しておられます。日本の司法に対して,アメリカの裁判所実務(特に陪審裁判等)と対比しての貴重なご意見をお持ちで,わが裁判官ネットワークの例会でもお話いただいたことがあります(当サイトのコーヒーブレイク「サブリナ・マッケナ裁判官のこと」をご参照下さい)。同判事がこの度大阪弁護士会のイベントに招かれた機会に,わがネットワークの名誉サポーターにお誘いしたところ,快諾いただいたものです。
これに先立ち,わが裁判官ネットワークは,国際交流を目指す観点から,外国裁判官を名誉サポーターとして受け入れるための規約改正をしております(この画面の「日本裁判官ネットワークについて」の中の規約欄をご覧下さい)。 |
下澤判事退官記念講演会 |
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日本裁判官ネットワークの下澤悦夫判事(岐阜家裁)の退官記念の講演会が9月16日名古屋で開かれました。地元の弁護士,市民など約60名の参加者を迎え,いつも以上の活気に満ちた例会となりました。
下澤判事は,40年に及ぶ自らの裁判官生活を振り返り,昭和40年代の司法の激動の時代に,その裁判官姿勢に対して時の司法行政当局から不当な攻撃を受け,その後の裁判官生活を,こうした司法行政と正面から向き合い続けることとなった経緯と心情を,明るく淡々と語り,会場から大きな拍手を受けました。
その後,東京大学社会科学研究所の佐藤岩夫教授の「<司法のクオリティ>と<裁判官の独立>」と題する講演がありました。日本でも,今般の司法制度改革では,国民から司法の質(クオリティ)が求められ,司法は国民に対して説明責任を負うという流れが基調にあり,これを制度化する様々な改革がなされた,ドイツなどヨーロッパでも,司法のクオリティを高める議論が盛んだが,そうした空気の中で,クオリティを求める余り,裁判官独立を侵害する危険を招く事件(デッカート事件)もあった,司法のクオリティと裁判官の独立が矛盾対立する場面をどう考えるべきか,そのような問題意識の下での講演内容は,わが国の裁判官制度改革においても考えていかなければならない課題を示唆するものでした(講演要旨は,次号に掲載予定です)。
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平成18年度総会 |
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日本裁判官ネットワークの平成18年度の総会が9月17日名古屋で開かれました。司法制度改革が各分野で着々と進行する中で,ネットワークの果たすべき役割は何か,例会,出版,HP等の会運営について具体的な案を出し合い,今後とも明るく伸びやかに活動を続けることを確認し合いました。
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日本裁判官ネットワークからの企画の御案内 |
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日 程 |
2006年9月16日(土)午後1時〜5時 |
場 所 |
KKRホテル名古屋(名古屋高地裁の西隣,名古屋城の南)
〒460-0001 名古屋市中区三の丸1-5-1 |
電 話 |
052-201-3326 |
アクセス |
http://www.kkr-nagoya.jp/access/index.html
東山線「名古屋」より「伏見」のりかえ鶴舞線(上小田井)
行き「丸の内」下車。 1番出口北へ徒歩8分。
名城線「市役所駅」6番出口を西へ徒歩8分。 |
企 画 |
第1部 |
下澤悦夫判事(ネットメンバー)の退官記念講演
「司法改革の歴史」(40年間の裁判官生活を振り返って)
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第2部 |
佐藤岩夫教授(東京大学社研)の講演
仮題「今改めて裁判官の独立を考える」
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懇親会 |
下澤判事の送別会を兼ねて
同日5時半から,同ホテルにて(希望者のみ) |
ファンクラブ,一般の方のご来場を歓迎します。
なお,翌日は,午前9時から,同ホテルで日本裁判官ネットワークの総会を予定しています。会員,サポーターの皆様よろしく。 |
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ビデオ「評議」上映会 |
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6月17日,日本裁判官ネットワーク主催によるビデオ「評議」(最高裁が裁判員制度の広報用に制作したもの)の上映会が大阪で開かれた。意見交換会では,ビデオ内容については有益であったとの好意的な意見が多かった。評議について,裁判官がリードしすぎないように発言の順序を定めるなど評議のためのルール作りが必要ではないか,1回の評議ではなかなか難しく何回も重ねることが大切だなど,素人の裁判員の意見が出しやすい方法などについて市民から注文が出された。裁判員の1人が評議室のポットのお湯とティーバッグでセルフサービスでお茶を入れるシーンがあったが,裁判員にせめてお茶くらいサービスがあってもいいのではないか,コーヒーくらいあってもいいのではないか,などと意表をついた意見も出された。竹内判事が早速どどいつに。
「評議」終わって 失礼します お茶も飲ませて もらわずに |
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裁判員制度ビデオ上映会 |
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日本裁判官ネットワークでは,最高裁が裁判員制度の広報のために制作したドラマ「評議」のビデオを鑑賞し,引き続き裁判員裁判を巡って市民の皆さんと裁判官との意見交換の会を行います。ご希望の方はご来場下さい。
日時 6月17日(土)午後1時30分から
場所 大阪YMCA会館(TEL・06−6441−0893)
(地下鉄・四ツ橋線「肥後橋」下車3号出口から西へ徒歩7分,定員約60人)
内容 ビデオ「評議」
(中村俊介,大河内菜々子,榎本孝明等出演,約1時間)
意見交換会
終了後に懇親会を予定(希望者のみ)
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2月例会「西川教授を囲んで」 |
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日本裁判官ネットワークの2月例会は,2月25日(土)大阪で西川伸一教授(明治大学)をお招きして,御著書「日本司法の逆説」をテーマに教授からの報告と参加者間の意見交換の会でした。ヒエラルヒー的組織や人事のあり方などからくる裁判官の意識の問題が話題の中心となりました。裁判官の「優秀さ」とは何か,その「優秀さ」を人事当局者が狭い尺度で決めて人事配置をしていないかとの市民からの疑問の声,また,長年裁判に携わる中で,人の生活に大きくかかわることを畏れる感覚を失い,事務的になって,いわば「権力のアカ」が身に付いてきているを怖いと思うとしみじみ語ったベテラン裁判官の意見などが印象的でした。司法制度改革は,裁判官人事についても改革の方向を打ち出しており,過去のような「不合理な差別的人事」は影を潜めつつあり,まだまだ改善の課題は多いけれども,明るい展望が見えるとの裁判官の声も聞かれました。
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裁判員裁判の映画上映会の企画 |
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日本裁判官ネットワークでは,6月に裁判員制度の映画を鑑賞し,引き続き裁判員裁判を巡って市民の皆さんと裁判官との意見交換の会を予定しています。詳しいことは,本ホームページ6月号でご確認下さい。
日時 6月17日(土)午後1時から
場所 大阪YMCA会館(地下鉄・四ツ橋線「肥後橋」下車)
懇親会 終了後に予定,希望者のみ
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どどいつ集がブログに |
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竹内浩史裁判官の「弁護士任官どどいつ集」が、ブログになりました。
今回更新の「コーヒーブレイク」内「弁護士任官どどいつ(12)」の冒頭をご覧下さい。
アドレスは次のとおりです。
http://blog.goo.ne.jp/gootest32 |
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日本裁判官ネットワーク2月例会のご案内 |
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日時 2月25日(土)午後1時30分から5時ころまで
場所 サニーストンホテル
(大阪,地下鉄御堂筋線・江坂駅前,06−386−0001)
テーマ 西川伸一教授(「日本司法の逆説」五月書房の著者)を囲んで
懇親会 終了後,同会場で懇親パーティを予定(希望者のみ)
西川教授の「日本司法の逆説」は,最高裁の司法行政についての全般的な辛口批判で貫かれています。これには,ここ数年の司法改革の流れ,その中での最高裁の「自己変革」に対し,正しい評価となっているか,議論のあるところではないかと思います。この機会に改めて,司法改革が進む中で,最高裁の司法行政が改革前進した点,なお改革が期待される点などトータルな評価につき,意見交換をする意味は大きいのではないかと考えます。ちなみに,西川教授は上記著書で,「日本裁判官ネットワークが突破口となって,日本の裁判所が内向きではなく,市民に開かれた顧客志向の存在に変わっていくことを願わずにはいられない」(24頁)と,期待して下さっています。会員,サポーター,ファンクラブに限らず,一般の方も参加自由です。
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連続講座盛況 |
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大阪市大文化交流センターと日本裁判官ネットワーク共催の連続講座「裁判員裁判の具体像に迫る」が,大阪で11月9日から25日まで4回にわたりネット会員4名がそれぞれ講師となって開催されました。地味なテーマながら,どの回も事前に予約した百数十人の受講者が会場一杯を埋め,講師の話に熱心に耳を傾けるとともに,質問コーナーでは講師に対する鋭い質問も沢山出て,熱のこもった時間となりました。裁判員裁判に対する市民の関心の高さを示しています。
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シンポジウム開催 |
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11月26日(土)午後1時から東京・主婦会館プラザエフにてシンポジウムを開催し、約50名の参加がありました。第1部は、パネルディスカッション「裁判官報酬問題を考える」。パネラーの飯室勝彦論説委員、馬場健一教授、本多久美子弁護士、浅見宣義裁判官が、中村元弥弁護士の司会のもと、白熱した議論を繰り広げました。第2部は、弁護士任官者の報告・座談会「弁護士任官者の増えることを願って」。弁護士から裁判官になったメンバー3人が報告した後、弁護士任官を志している公設事務所の弁護士も加わった座談会に移りました。詳細や参加者の感想は後日掲載します。
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定例総会 |
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11月27日(日)東京で日本裁判官ネットワークの定例総会が開かれました。メンバー裁判官の外,サポーターも参加して熱心な討議。今後とも,司法を巡る時機に適ったテーマを設定し,会員やサポーターはもちろん,ファンクラブ員や一般参加者にとっても有意義で興味深くまた楽しい企画を例会として定期的に開催することを確認しました。いくつかの企画案を検討し,さらに,ホームページの充実や会員の拡大などについても意見の交換をしました。
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モニター募集 |
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本ホームページに関しての読者モニターを募集します。このHPは2か月に1回更新していますが,できれば更新毎に,新しい記事についての感想,編集についての提言,希望などを寄せていただくボランティアです。このHPの「ご意見,ご感想」の欄から応募してください。任期は1年の予定です。ファンクラブ,サポーター以外の方でも,もちろん大歓迎です。 |
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緊急アピール |
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日本裁判官ネットワークでは,人事院勧告の「一般職の職員の給与等についての報告及び給与の勧告」に関連する裁判官の報酬引き下げ問題に関して,8月30日に緊急アピール(意見書)を最高裁裁判官会議宛に提出しました(当HPに臨時掲載。8月31日朝日新聞はこの提出を記事にしています)。意見書では,大都市と地方都市との間で裁判官報酬に格差を設けることの問題点等に触れ,これらの慎重な検討のために,有識者,民間人を含めた研究会を最高裁に設置することなどを提言しています。このアピールは裁判官ネットワーク会員の全員一致の意見によるものです。オピニオン欄に掲載しています。
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11月企画のご案内 |
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日本裁判官ネットワークでは,次の企画を準備しています。
日 時 11月26日(土)午後1時から5時まで
(翌日は,日本裁判官ネットワークの定例総会)
会 場 主婦会館プラザエフ(東京・四ッ谷駅すぐ)(地図参照)
電話03−3265−8111
内 容 第1部シンポジウム「裁判官報酬問題について考える」
パネラーは,市民の声を代弁する論者と会員裁判官
第2部「弁護士任官者の報告と座談会」
― 弁護士任官者の増えることを願って ―
懇親会 同26日(土)午後5時から7時ころまで 同主婦会館にて
(希望者のみ)
ファンクラブ,法曹関係者に限らず,一般の皆さまのご来場を歓迎しますが,会場の定員(60名)の都合上,初めて参加する一般の方は、念のため、このHP「ご意見,ご感想」コーナーからお知らせいただけると幸いです。詳細の問い合わせも,このコーナーを利用してください。
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9月例会について |
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今回は,留学経験裁判官による「アメリカの陪審裁判を見聞して」の報告を中心とした例会。会場は,市民の方々を含め予定していた人数を遙かに超える40名近い参加者の熱気が溢れていました。報告では,陪審裁判の実際と「正しい事実認定は存在しない」という陪審制度の根底にある考え方,すなわち,事実認定の基礎になる経験則は,人種,教育,環境,年齢などによりそれぞれ異なるという見方などが紹介され,わが国の裁判員制度を考える上でも興味深いものでした。議論は,当然,裁判員制度への期待に移っていきましたが,市民と職業裁判官との間で果たして対等な議論ができるだろうかとの疑念に対し,法律問題を議論するわけではなく,あの証言は信用できるかどうかなど事実認定を議論するのだから対等にできるはずだ,色々な問題点,限界はあろうけれども,よい制度に作り上げていくという前向きな姿勢で臨むべきではないかなどの市民側の意見が印象的でした。
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市民講座のご案内 |
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恒例の日本裁判官ネットワーク会員による市民講座(大阪市立大学文化交流センターとの共催)を次のとおり開催します。
会場は大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)
いずれも午後6時30分から
参加ご希望の方は大阪市立大学文化交流センター
(06−6344−5425,http://www.ado.osaka-cu.ac.jp/BUNKO/)にお申し込み下さい。
なお詳細は大阪市の広報「大阪市政だより」にも掲載予定です。
全体テーマ 「裁判員裁判の具体像に迫る」
11月 9日(水) 「今なぜ裁判員制度か−裁判員制度の必要性−」
11月15日(火) 「評議について,裁判官と市民との間に評議は成立するか」
11月22日(火) 「裁判員制度で裁判はどう変わるか−アメリカの陪審裁判の実態を踏まえて−」
11月25日(金) 「裁判員はどのようにして選ばれるのか」
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「マッケナ判事を囲んで」の例会 |
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6月26日(日)午後,大阪で,来日中のハワイ州のマッケナ判事を囲んでの懇談会を催しました。サポーターやファンクラブの人達を交えて約30名の参加者が親しく同判事からお話を聞くことができました。同判事は,気さくなお人柄ながら,大変熱心にお話していたきだました。裁判官の評価制度について,訴訟を利用する弁護士などの利用者の評価が重要な役割を果たしていること,陪審裁判について,陪審員の中には,選ばれたため仕方なく(なかには嫌々)その職を果たす人もいるが,一仕事を終えた後は「素晴らしい経験をした」と感激する人が大部分であるとのこと,ハワイ州でも,女性裁判官に対して,たとえば,少し強い調子で当事者を説得すると,「女のくせに」と陰口を言われることがあり,ジェンダーバイアスもまだ相当根強いことなどのお話が印象的でした。夕方からの懇親パーティーでは,同判事から「私もファンクラブに加入したい」と言っていただいたことに,みんな大喜び。
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「裁判員裁判に向けて」のコーナー新設 |
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本ホームページに,新たに「裁判員裁判に向けて」のコーナーを設けました。その中には,読者からの意見をそのまま掲載するページ,「質問,疑問」を寄せていただき,それに対して会員裁判官やサポーターが考えるところを「回答」するページ等を設けています。
裁判員制度は,市民の参加する裁判です。その成功のために,市民との対話を一層広め深める必要があると考えています。
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モニター募集 |
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本ホームページに関しての読者モニターを募集します。このHPは2か月に1回更新していますが,できれば更新毎に,新しい記事についての感想,編集についての提言,希望などを寄せていただくボランティアです。このHPの「ご意見,ご感想」の欄から応募してください。任期は1年の予定です。ファンクラブ,サポーター以外の方でも,もちろん大歓迎です。 |
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企画について |
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来日されるマッケナ・ハワイ州判事を囲んで,ハワイ州の裁判,特に陪審裁判の様子,裁判官制度,裁判官の生活などを語ってもらい,懇談する会を企画しました。同判事は日本語が堪能です。
「マッケナ・ハワイ州判事を囲んで」
日時 6月26日(日)午後1時30分から5時ころまで
5時30分から懇親会(同会場)
場所 大阪・弥生会館
(大阪駅から北側徒歩3分,電話06−6373−1841)
サポーター,ファンクラブの方もどうぞ。なお,一般の方は,会場の定員の都合上,本サイトのご意見欄からメールで参加を申し込んでください。
本企画は終了いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。
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「裁判所の歴史を振り返る」座談会 |
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2月27日,大阪で「日本の裁判所 司法行政の歴史的研究(晃洋書房,2004年)」を執筆された萩屋昌志教授(龍谷大学)を招いて「裁判所の歴史を振り返る」と題する座談会が開催されました。同教授のお話しの後,サポーター,ファンクラブ員を含めた各参加者が「公正らしさ論」「Y裁判官論」などの問題意識を披露しあい,さらに「裁判の統一性,等質性」などを巡って熱い議論が展開されました。(参加されたファンクラブの一会員からの感想を「Su&Faからの声」に掲載しています。)
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井垣康弘裁判官退官 |
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日本裁判官ネットワークの会員である井垣康弘判事が平成17年1月定年退官されました。昨年12月に同じく定年退官された北澤貞男判事に続いてのご退官は,当ネットワークにとって痛手です。井垣さんは,定年間近に喉頭ガンが発見され,手術をされて声帯を失うという大きな試練に遭われながら,退院後も定年の日まで少年審判の仕事に熱心に取り組まれました。その闘病と復帰の様子が「筑紫哲也NEWS23」の中で「声を失った裁判官〜少年判事の職場復帰」と題して放映され,大きな感動を呼びました。同氏の少年審判に対する情熱と新機軸を打ち出そうとした試みは各方面に大きな刺激を与えています。今後は,弁護士の立場から少年事件等に取り組まれると聞いています。一層のご活躍を祈ります。(T.I記)
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企画のお知らせ |
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日本裁判官ネットワークでは,来日されるハワイ州のサブリナ・ マッケナー判事(日本語が堪能)をお招きして懇談会を計画しています。
日時 平成17年6月26日(日)の午後
場所 於・大阪(会場未定)
同判事から,ハワイ州における裁判の様子,裁判官の人事評価のあり方,裁判官制度等についてお話しいただき,我が国の制度のあり方を考えてみたいと思います。サポーター,ファンクラブに限らず,関心のある方はどなたでも参加できます。
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当HP制作担当・イシダさん結婚!! |
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昨年6月にリニューアルした当HPの制作を担当しているデザイナーのイシダタツロウさんが2月27日めでたく結婚されました。おめでとうございます。今後ともよろしくご協力ください。
(ひとこと)
リニューアル以来、このサイトを担当させていただいて、社会が司法にも変化を求めていると感じていました。自分が結婚したことで、今まで以上に日々の暮らしと社会のかかわりを考えるようになりました。若輩ものですが、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いします。
Studio 1+1 / One term One
TEL & FAX / 06-6444-0276
イシダタツロウ
550-0004
大阪市西区靭本町1-13-13
カワコシビル3F
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資料
裁判員模擬裁判・京都恋敵殺人未遂事件(創作裁判劇) |
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日時 平成16年11月27日
場所 立命館大学陪審法廷
主催 日本裁判官ネットワーク
協力 Jネットファンクラブその他
・起訴状 ・合意書面(事件経過の争いのない部分)
・検察官冒頭陳述 ・弁護人冒頭陳述
・証人尋問調書 ・被告人質問調書
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日本裁判官ネットワーク新春企画 |
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昨年,下記の編著書を上梓された萩屋昌志先生(龍谷大学教授)をお招きして新春座談会を企画しました。萩屋先生の著書は大変興味深いものですが,同編著書を題材に先生も日本裁判官ネットワークメンバーほか多数の裁判官との議論を望んでおられます。メンバー,サポーターに限らず,お知り合いの方もお誘い合わせの上,ふるってご参加下さい(記録等はとりませんのでのでお気軽においで下さい。)
座談会 裁判所の歴史を振り返る 「日本の裁判所 司法行政の歴史的研究(晃洋書房,2004年)」を執筆された萩屋昌志先生をお招きして
日時 平成17年2月27日(日)午後3時〜6時
場所 大阪・江坂サニーストーンホテル
地下鉄御堂筋線・北大阪急行
江坂駅 7号出口すぐ,徒歩1分
TEL 06−6386−0001
懇親会 同日午後6時から
新春企画は終了いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。
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「京都恋敵殺人未遂事件」 |
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11月27日(土)京都・立命館大学の陪審法廷で,ネットワーク創作による裁判員劇「京都恋敵殺人未遂事件(果たして彼女は主犯なのか)」(模擬裁判)が催された。傍聴席を埋めた約70名の参加者の中から,裁判員候補者を抽選で選び,その中からさらに裁判員6名を選ぶ選定手続もかなり丁寧に行われ,会場の興味を引いた。劇は,男女の愛憎から発展した殺人未遂事件だったが,被告人(女性)は,罪の成立(共謀共同正犯)を争わず,情状を争点として,自らの従属的立場を訴える内容だった。被告人役のファンクラブ会員,実行行為をした共犯者役(男性)のネット会員の熱演もあり,多いに盛り上がりを見せた。劇が終了後の,裁判官役のネット会員3名と裁判員6名による評議も,傍聴席の参加者が最後まで熱心に見守る中,量刑を中心に時間をかけて丁寧に行われた。台本の不十分さやリハーサル不足の点はあったが,終了後の会場参加者を交えての打ち上げパーティでは,概ね好評で,会員もほっとし,酌み交わすビールがうまかった様子(「皆様からのメール」欄に,早速に寄せて頂いた参加者から感想を掲載しております。)
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日本裁判官ネットワーク会員による市民講座 |
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講座名 改革の中の裁判
日時 平成16年11月29日から12月6日まで合計6回
いずれも午後6時30分から8時ころまで
会場 大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前第2ビル6階)
大阪市北区梅田1−2−2−6
電話 06−6344−5425
第1回
11月29日(月) 安原浩(広島高等裁判所岡山支部判事)
主題 裁判員制度について その1
副題 裁判員制度は誰のために
5年後に実施予定の裁判員制度は画期的な新制度といわれています。どこがどのように画期的かについて,そのアウトラインをわかりやすく説明するとともに,なぜ今裁判員制度なのか,何のためのあるいは誰のための改革なのかという疑問にもお答えします。
第2回
11月30日(火) 森野俊彦(京都家庭裁判所判事)
主題 真価が問われる家庭裁判所
副題 離婚と子供を巡る紛争を中心として
これまで地裁で審理されていた離婚訴訟等が家裁に移管されました。家庭内の紛争は、最初から最後まで家裁が面倒を見ることになったのです。近年では、離婚もさることながら、子供の親権者、養育料、面接交渉を巡る争いが増加、かつ深刻化しています。そのような事態に直面したときにどう対処すればよいか。最近の実情を紹介しながら、皆さんとともに考えたいと思っています。
第3回
12月1日(水) 島川勝(大阪市立大学大学院法学研究科教授,元裁判官)
主題 民事裁判について 第1話
副題 いかに事実を認定するか
民事裁判は「嘘のつきあい」、といわれることもありますが、何故そのようなことになるのか、裁判官は、どのようにして事実を認定するのかについて身近な事例を挙げて説明します。また、司法改革の中で、専門委員制度が設けられましたが、その役割についても触れます。
第4回
12月2日(木) 岡文夫(奈良地方裁判所葛城支部判事)
主題 民事裁判について 第2話
副題 破産は保険です
破産すると非難されることが多いですが、破産には、経済の矛盾を和らげる保険の機能も持っています。また、破産に似ていながら、非難を受けにくい民事再生という手続もあります。破産の意味について考えてみませんか。
第5回
12月3日(金) 下澤悦夫(岐阜家庭裁判所判事)
主題 少年審判の話
副題 少年非行の現状を報告し,これに対する家裁の取組みを考える。
今家庭の状況は昔と全く変質している。それが子どもたちにさまざまな重荷を負わせ,児童虐待や少年非行の低年齢化など深刻な問題を引き起こしている。これらの問題に取り組む家庭裁判所のあるべき姿を皆さんと考えたい。
第6回
12月6日(月) 伊東武是(神戸地方裁判所姫路支部判事)
主題 裁判員制度について その2
副題 有罪無罪をどう判断するか
裁判員は合議体の一員となって,有罪無罪を判断し,有罪の場合は懲役何年にするかを決めます。自分にはとてもできない,そんなことはありません。判断の方法を分かりやすく説明します。
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裁判員制度による模擬裁判 |
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日時 平成16年11月27日(土)午後1時から5時ころまで
場所 立命館大学(京都市北区等持院北町) 末川陪審法廷
内容 量刑判断が中心となる事案の脚本を検討中
裁判員6名は会場から選出予定
出演は日本裁判官ネットワークの裁判官など
会場で裁判員と裁判官による合議をし,「被告人」の量刑を決めます。
裁判員制度に関心と期待を持って戴けたらと考えます。
模擬裁判は終了いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。
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裁判員制度による模擬裁判を企画中。 |
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11月27日(土)午後,裁判官ネットワーク主催の裁判員制度による模擬裁判を企画中。事実認定に争いがなくて量刑問題が中心となり,それに少年問題がからむ事件を検討しています。会場交渉中。
また,11月から12月にかけて,ネットワーク所属裁判官による第2回目となる連続市民講座(6回位)も企画中。於大阪。裁判員制度のほか民事,家事,少年の講座となる予定。
両企画の詳細は次回10月1日の更新時に。乞ご期待。
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大阪でファンクラブとの交流会 |
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昨年11月の福岡に続き,5月29日(土)に大阪で久しぶりにファンクラブとの交流会を催しました。約20名のファンクラブの人達と関西を中心とするメンバー裁判官とが,「裁判員制度」を巡って座談会をした後,懇親会に移り,有意義かつ楽しい半日を過ごしました。
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ブックマーク(お気に入り)変更のお願い |
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日本裁判官ネットワークのリニューアルに伴ない、
ホームページアドレスをhttp://www.j-j-n.com/に統合しました。
ブックマークが旧アドレス(http://www.dab.hi-ho.ne.jp/judge-net/)の場合は、上記アドレスに変更を宜しくお願い致します。
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