コーヒーブレイクにある『ある勾留却下』を読みました。
田舎弁護士です。勾留が却下されることなど果たしてあるのだろうか?と常々疑問に感じておりました。
著者の罪は罪,しかし身柄は別の話だという考えは全くその通りで,この身柄拘束で被疑者の生活が一変してしまうことを本当に考えているのだろうかと思うことがよくあります。ルーティンで勾留を認めているだけじゃないか,本当に拘留質問で実のある審理を尽くしているのか,悔しく思うこともあります。
そんなわけで,記事の中で,判断の過程が詳しく描かれた場面は,なるほど本来であればこのような流れだったのかと再認識しました。
それにしても勾留決定が覆ったときの著者の心痛はお察しします。さぞかし色々な考えや気持がよぎったことでしょう。
私としては,職務に忠実であろうとされるその姿勢と決意に感服しました。
何かを期待して読んでいたわけではありませんでしたが,熱いものを感じ思わずメールにて敬意を表したくなりました。
今後も更なるご活躍を期待しております。
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