● 弁護士任官どどいつ(22)
竹内浩史(さいたま地裁川越支部) 
40センチの 壇差を埋めた 「やったらあかんで。 がんばりや。」

 12月1日に岡山で開催される総会のゲストは、ベストセラー「裁判官の爆笑お言葉集」(幻冬舎新書)の著者、長嶺超輝さん。同書で私が一番好きなのは、130頁の「もうやったらあかんで。がんばりや。」
 執行猶予を言い渡した窃盗の被告人が退廷するときに、一段高い裁判官席から身を乗り出し、被告人の手を握りながらの言葉。著者によると「そのとき、40センチの段差が埋まった」という。
(平成19年12月)