私たちは、第5回シンポジウムを、2001年9月15日(土),三省堂新宿ホールにおいて、裁判員制度による模擬裁判、及び裁判官の評価制度に関するシンポジウムを開催しました。参加者は約200名に及びました。
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検察官役による尋問の様子 |
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弁護人役による尋問の様子? |
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● 第1部 裁判員制度による模擬裁判
キャリアの裁判官3名、素人の裁判員6名の9名構成により行いました。事件の公訴事実は、手斧による殺人未遂でしたが、争点は、殺意の故意があったかどうかでした。
裁判員の内2名は、従来から裁判官ネットワークに協力して頂いている素人の方を、残りの4名はシンポジウムの参加者の中から抽選しました。その方たちとキャリア裁判官との事実認に関する評議は、まさに劇的な経過を遂げ、判決における事実認定は
、殺意を否定し、傷害罪の認定となりました。
それは、裁判員制度の有意義さが認識される内容でした。
● 第2部 裁判官の評価制度
裁判官人事制度の改革,特に裁判官の評価制度案の検討においては、現職裁判官から、裁判官自ら評価する自己評価、裁判官相互で評価する相互評価、訴訟の当事者や代理人による外部評価などの提案がなされました。さらに、評価は不要ではないかという意見も出されました。その速記録は、このホームページにおいても公開したいと考えています。
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