● 「わが不老長寿法」その2
岡山弁護士会弁護士 宮本敦(元岡山家庭裁判所判事)
元日本裁判官ネットワークメンバー,現サポーター 

 私は朝起きるとすぐに強く歯をすすぐ。歯磨きをして寝ても,夜のうちに歯周病菌が何億個と増えているのだそうである。ついでにうがいをし,洗顔する。そしてトイレに行き体重と体脂肪率を測定してメモする。50グラム単位で測定できる精密体重計を10年前に2万円で購入したし,最近体脂肪率計も購入した。メモ用紙が洗面所に備えてあるし,記録用ファイルにも記載する。

 午前7時から約10分間,テレビのニュースを見ながら,トレーニング用の自転車に乗る。これは最近減量のための秘密兵器として購入し,テレビの前に設置した。付属のメーターによれば10分で約100キロカロリーを消費するようである。脂肪1グラムを消費するには7キロカロリーの消費を要するとのことであるから,脂肪約14グラムが消費されるという計算になる。自転車を漕ぐ作業は面白くない。だから続けるには工夫が必要である。テレビを見ながら,いつの間にか沢山漕いでしまうという方法が一番続くように思う。土,日は30分が目標である。見たい番組をビデオに取っておくのもよい方法である。

 その後犬の散歩のため家の近くの河原を歩く。原則として40分であるが,30分,60分の3種類のコースが設定されている。これを毎日続けるのは結構苦痛である。土,日は仕事の緊張から解放されて,散歩を楽しむ気分にもなれるが,週日はきつい。ただ犬の散歩のお陰で血糖値が正常に維持されているから,頑張らねばと思う。散歩していると色々とよい考えが浮かぶことも多い。以前は単に歩いていた。最近は軽く100メートルずつ8回走ることを組み込んだ。テニス用のトレーニングである。1か月で20キロ以上走っていることになる。お陰で酷暑のテニス大会も,余り苦しいとは思わなくなった。土,日は1時間が目標である。

 散歩の前には水分と糖分を補給する。夜寝ている間に汗をかくから,水分が不足しているし,血糖値も低下している。果物と野菜のミックスジュースを飲んでいる。これに黒酢30CCを加えるのがよいという説がある。クエン酸回路により脂肪が分解されるというのである。

 散歩の後で、朝の連続テレビ小説を見ながら柔軟体操をする。腰の回転運動を左右30回ずつ行う。もう10年以上続いている。それまでギックリ腰の常習犯であったが,腰の回転を始めてからは一度もギックリ腰になっておらず,効果は絶大である。ダンベル体操も5分間組み込んだ。重さ3キロのダンベルを使用している。その後風呂に入って汗を流す。その後再び体重を量ってメモする。夏にはトレーニングで汗をかくため,起床時よりも1キロ以上体重が減っていることが多い。
(平成16年10月1日)