● 少年裁判官ノオトのこと
井垣康弘(サポーター,元裁判官,現弁護士,大阪府) 
 「少年裁判官ノオト」日本評論社(1600円+税)を、とても頑張って出版しました。「一生懸命率直に書き」、心の中はへとへとになりました。

 下記は、主に新聞記事で、1から8は「書評」などです。それぞれ「意のあるところ」を汲んでくれていて、本当に嬉しい気持です。

 他にも、政治家と選挙民が共有できる基礎資料が現れた(少年法改正時の法務大臣)とか、現代社会における「希望」の一つの確かな在処を見いだした(東大の社会学教授)とか、読んでいるうちに3回泣いた(東大の教育学教授)とか、ほめていただいて、本人は喜んでいます。

 読後のご感想の一端など、もし何か機会があればお教えください。また、周囲の方々にもお薦めいただければ幸甚です。 

(9以降は、私の意見で、「11」に掲載のケースが、「少年裁判官ノオト」の136頁以下に登場するMくんです。ご批判をください。)
  1. 朝日新聞 「書評」 
     評者 佐柄木俊郎(3月19日)

     「児童連続殺傷犯」とも正対した異色判事
  2. 産経新聞 「記事」 
     記者 乙津綾子(3月17日)
     「人間の更生」への思い
  3. 琉球新報(時事通信)「書評」 (3月19日)
     評者 岩佐嘉彦
     “密室”審判の実態を紹介
  4. 地方紙数十社の「人」欄(共同通信)(3月9日)
     記者 小池 新
     弱者の非行少年に共感
  5. 東京新聞 「書評」(2月26日) 
     評者 朝倉喬司
     人間的な交流の重み
  6. 毎日新聞 「記事」(2月12日) 
     記者 隅 俊之
     加害者に「いつか自分の言葉で語って」
  7. 神戸新聞(?)「コラム」(3月26日)
     (正平調)
  8. 読売新聞 「記事」(4月28日)
     記者 辻 美弥子
     加害少年と被害者の間で「人間の立ち直り信じる」
  9. 朝日新聞 「少年犯罪、減らすには」(3月28日)
  10. 毎日新聞 闘論 「加害少年情報の公開」(6月5日)
     弁護士杉浦 ひとみ 対 井垣康弘
  11. 朝日新聞 和解と癒しをめざす「修復的司法」(5月25日)
     記者 赤田康和
  12. 兵庫県の広報誌 6月号
     「非行少年を激減させるには」
  13. 西日本新聞(6月21日)
     「検察官逆送の家裁は矯正教育を期待した」
  14. 西日本新聞 (7月2日)
     「少年犯罪の加害者情報・遺族に説明し尽くせ」
  15. 毎日新聞 (7月20日) 
     「奈良放火殺人事件 まだ更生できる」
  16. 西日本新聞 (8月18日)
     「加害少年とどう向きあうか」

(平成18年10月)