● 模擬裁判に参加して |
高橋弘子(ファンクラブ) |
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平成16年11月27日、立命館大学の刑事事件の模擬裁判に参加させていただきました。模擬なのに、その白熱した演技には大変驚かされました。被告人役や実行犯役、弁護人役や検察官役、はたまた実際の裁判官が裁判官役でしたので、傍聴席のみなさんも実際の法廷場面と錯覚されてしまったのではないでしょうか?演じられているという雰囲気は全くなかったと思います。本物の役者も真っ青の驚きの演技だと思いました。そして本物の法廷を使用しているわけですから、本当に臨場感がありました。
感心しましたのは、被告人役の方は筋が適った話を、はじめから最後まできちんとされていたのにはびっくりしました。そして実行犯役も殺人未遂をするような人になりきっていらっしゃいましたし、弁護人役、検察官役の方々もその役になりきっていらっしゃいました。会場もその演技のうまさに圧倒されて、被告人に同情してしまったのではないかと思います。裁判員役の方もそれぞれご自分のご意見をきちんと述べられておられましたし、また意見を尊重して引き出してくださる裁判官も立派でした。劇終了後も議論白熱して、再度、裁判の話で持ちきりでした。本当にお役を演じられた方々はご苦労様でございました。見ている方はとても楽しく、かつその演技にいつの間にか吸い込まれておりました。また演題も現代の事件としてよく起こるであろう代表的な事例でまさにふさわしいものであったと思いました。
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