● ある簡易裁判所判事からの投稿 |
(編集委員) |
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ある簡易裁判所判事から次の投稿がありました。
中立・公正かつ適正・迅速な裁判のあり方を真摯に問いかけ、とりわけ国民にとっての裁判官像はどうあるべきかを求めて、日夜奮闘されている、日本裁判官ネットワーク会員の方々に敬意とエールを送りたいと思います。
私はノンキャリアの簡裁判事です。現在、都会では通常事件の平均未済事件が約350件〜400件、週2開廷で、月平均200件もの既済事件を維持しなければなりません。
簡裁判事も、皆健康に不安を持ちながら、かつ私的時間を犠牲にしながらも黙々と奮闘しています。私は近年の事件数の激増に反し、簡裁判事の増員が10年来まったくないことが、国民に本当に利用しやすく分かりやすい裁判の命題に答えられるのか、疑問に感じています。
今後はネットワークの皆さんとともに、内部からもっと外に向け声に出し、裁判官の増員につき国民の皆さんの御理解とご支援を得たいと思っています。
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(平成17年5月) |
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