● 東大5月祭企画「日本の裁判制度のこれから」への参加 |
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裁判員裁判も本年(平成22年)5月で実施後1年を迎え,マスコミでは,特集なども花盛りでした。東京大学の春の学園祭「5月祭」でも,ゼミ有志主催で,「日本の裁判制度のこれから」と題する企画(http://www.a103.net/may/83/visitor/show.php?id=421)が行われ,裁判員経験者3人と共に,当裁判官ネットワークのメンバー・サポーターが招かれました。メンバー・サポーターは,裁判員裁判の実施状況や裁判官の受け止め方を紹介したのですが,何と言っても,裁判員経験者3人のお話が,とても心に残るもので,裁判員裁判が実施されることにより,日本の刑事裁判がどのように変わり,今後どのように変わっていくのか,また裁判員を経験した人たちが増えることによって,刑事裁判や裁判所,裁判官に対する見方がどう変わっていくのか,被告人,被害者と地域の関係はどうなっていくのかなど,いろいろ考えさせられました。聴いておられた弁護士の方には,「裁判員裁判の意義を確信しました」と述べておられた方もおられました。
上記企画に参加して,裁判員裁判を準備してこられた裁判官をはじめとした法曹三者や裁判所職員等の方々には,心から敬意を表したい気持ちになりました。それと共に,早くから模擬裁判などを通じて,裁判員裁判の円滑な運用を願ってきた当ネットワークの歩みにも,自信をもった次第です。
この特集号のテーマとなった裁判員裁判に,ご意見,ご感想があれば,是非お寄せください。
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