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1月29日(火)6時半、大阪の天満橋駅近くの「エル・おおさか」で、「裁判官だって、しゃべりたい!」の出版記念パーティを開催しました。本の出版から既に4か月が経過していましたが、その頃の出版記念というのもあるのだということと、本の宣伝が少なく売れ行きが伸び悩んでいることから、開催に踏み切りました。
まずは、中坊公平弁護士から挨拶を戴き、本の内容で特に、森野判事の康子夫人の書かれた「ごまめのたわごと」が裁判官の庶民性がよく出ていると、お褒めの言葉を戴きました。
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また、司法制度改革審議会の感想にも触れ、佐藤幸治委員長が、司法とは弱者の権利を擁護する組織であって多数決原理に馴染まない組織だから、その改革を議論する場でも多数決原理を取ろうとしなかった、という話をされました。確かに、審議会の報告には「大方の意見の一致を見た」という馴染みのない表現が多くあり、その表現には意味があったのかと、審議会の議論の深さが再認識できました。また、審議会を公開にしたことが、改革案の前進に大きく寄与したという話もされました。
中坊氏の挨拶の後、日本評論社の高瀬編集員の挨拶、安原判事の謝辞、ファンクラブの太田さんからの乾杯の音頭と続き、歓談の後、本の題名の名付親である高校生の石川さんからしっかりしたDJ風の挨拶も戴きました。
また、本の中に井垣判事との対談で登場された家裁調査官の方からも挨拶を戴き、井垣判事を評してブレーキの付いていないスポーツカーであるとのこと、井垣判事の原動力をうまく言い当てた、さすが調査官の批評でした。続いて裁判所書記官のサックスとバイオリンの楽しい協奏を聞かせて戴いたり、プロの女性アコーディオン奏者とその一座?のおじいちゃんの熱唱に合わせて全員が合唱したりしました。
その後は、好評のネットワークオリジナルのコントです。第1話は、裁判員に当選した魚屋の父つぁんとその息子、娘の会話で、小林判事がはまり役と言ってもいいような庶民的な魚屋父つぁんを演じました。第2話は、稚内へ転勤の宮本判事とその裁判長森野判事との会話で、稚内と「分っかんない」などの駄洒落続出の掛け合いに大爆笑でした。コントのシナリオはメーリングリストを介しての数名による、ほとんど一夜漬けの合作でしたが、大いに受けたようです。
最後は、ファンクラブの太田さんから、ファンクラブの会員が約150名に及んでいるとの挨拶を戴きました。当初の予定では、森野夫人や浅見判事の奥さんの中井洋惠弁護士の挨拶も予定し、わざわざ夫婦同伴で参加して戴いたのですが、司会の不手際で時間が足りなくなってしまったことは、誠に残念でした。
なお、パーティには多数のマスコミ関係者の参加もあり、楽しいパーティとの評価を戴きながらも、パーティに関する新聞報道等は全くされませんでした。きっと、楽しすぎて記事を書くことを忘れたのでしょう。
しかし、受付では、ファンクラブの方達をはじめ多くの方に本を多数購入して戴き、パーティの目的を十二分に達成することができました。また、ファンクラブの方の中には、わざわざ東京から駆け付けて、受付のお手伝いもして下さった方もおり、大変心強く思いました。
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